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ダカールラリー:ローブはパンクで4番手タイム、ペテランセルが総合首位に浮上

©PEUGEOT

ダカールラリーは1月8日、ウユニをスタート/フィニッシュする723km。ウユニの塩湖を周回しながら走行する競技区間の542kmは、今回のダカールラリーで最長ステージとなる。標高は3500〜4200mを走るこの区間は路面チェンジが激しく、マシンにもドライバーにも、そしてナビゲーターにもトリッキーなコンディションだ。

この日は総合順位に変動があり、ステファン・ペテランセルがステージベストタイムをマーク。カルロス・サインツも2番手で続く一方で、前日まで総合首位につけていたセバスチャン・ローブは2度のパンクに見舞われた。さらにアクセルペダルがオープンのままでスタックしてしまい、サーキットブレーカーを使ってのスローダウンを強いられての走行で、8分15分遅れの4番手タイムにとどまった。

RED BULL

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「トリッキーな一日だったが、こんな時もある」とローブ。「それでも、チームとしては3台のプジョーが上位を独占している。すべては0に戻り、また始めからやり直し。でも、フィーリングはいいしマシンの動きはいい。これといった問題は出ていないよ」

この結果、ペテランセルがローブをかわして首位に浮上。しかし、2位ローブとの差は27秒と僅差だ。3位にもサインツが続き、プジョー2008DKR 16の1-2-3体制は変わらない。

X-RAID

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さらに、ナッサー・アル‐アティヤ(MINI)は、この日は1分のペナルティを受けたため5番手タイムで、総合4位とポジションは変わらないが、3位サインツとの差は10分近くにまで広がってしまった。

市販車ディーゼル部門で戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーの2台にとっては試練の一日となり、ニコラ・ジボンは溝に落ちてフロントにダメージ。合流した三浦昂が復旧作業に加わり、その後牽引しながらのステージクリアとなったため、大きなタイムロスとなった模様だ。

トラック部門排気量10リットル未満クラスの日野チームスガワラは、菅原照仁が総合17番手、義正は38番手で、クラス1−2体制を続けている。

1月9日のステージは、ウユニ〜サルタ間の793km、うち353kmの競技区間が設定。休息日前の最後のステージとなる。とはいえ、この日は川渡りなど油断のできない関門が控えている。無事にサルタに辿り着くのは半数程度と予想もされており、多くのアシスタントチームにとっても長い一日となりそうだ。

ダカールラリー After Stage6
1. S.ペテランセル(プジョー) 18:26’20
2. S.ローブ(プジョー) + 0’27
3. C.サインツ(プジョー) + 5’55
4. N.アル-アティヤ(MINI) + 15’19
5. G.ドゥビリエ(トヨタ) + 29’21
6. M.ヒルボネン(MINI) +29’51



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