三菱自動車が技術支援するラリーチーム「ツーアンドフォーモータースポーツ」(代表、石田憲治氏)の『アウトランダーPHEV』が、8月9日(土)〜15日(金)、タイ~カンボジアで開催されたFIA公認のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2014」で総合14位、クラス優勝を達成した。
アウトランダーPHEVは同ラリーで2年連続の完走。信頼性・耐久性及び走破性の高さを発揮するとともに、プラグインハイブリッドEVシステムが過酷な道路状況にも十分耐えることを実証した。
出場クラスはT1E(電気自動車クラス)。総走行距離約1986kmの過酷なコースを19時間17分12秒で走り切ってみせた。
また、テクニカルディレクターを務めた三菱自動車の田中泰男氏はリリースの中で次のように語っている。
「初参戦となった昨年はアジアクロスカントリーラリー特有の極悪路に苦しめられましたので、車高を上げて悪路走破性を向上させました。『アウトランダーPHEV』が非常に過酷な道路環境を2年連続で無事完走しただけでなく、昨年よりも上位でゴールできたことをうれしく思います。
また、当社のプラグインハイブリッドEVシステムの信頼性・耐久性や、ツインモーター4WDと車両運動統合制御「S-AWC」の実力を十分に示すことができて満足しています。今大会ではより高いレベルで走行した分、昨年よりも貴重なデータを得ることができました。今後の電動車両開発に役立てていきたいと思います」