4月7日に開幕するWRC第4戦ツール・ド・コルスにエントリーしていたマッズ・オストベルグが、参戦をキャンセルことになった。承認エントリーでは2016年型フォード・フィエスタWRCでリストに名を連ねていたオストベルグだが、意向としてはスウェーデンに続き2017年型を使用する計画だった。
チームは「コルシカ向けの舗装用サスペンションの届く確約が取れないことが数日前に分かり、ターマックのテストもできない」と状況を明かした。
オストベルグはシトロエンから参戦した2015年のツール・ド・コルスで6位に入っているが、Mスポーツから参戦した昨年はトラブル続きで9位に終わっていた。
第一子誕生のため第3戦メキシコの参戦を見送っていたオストベルグは「4月下旬のアルゼンチンを次の参戦イベントとして楽しみにしている。ヨーロッパでグラベルテストを行う予定だし、イベントのスタート前にはアルゼンチンの道で1日テストができるかもしれない」と語った。
オストベルグはここまで、2017年型WRカーではスウェーデンの一戦しか参戦しておらず、この時はエアロダイナミクスに関連したハンドリングトラブルに見舞われている。
また、ワンベット・ジポカーのチームメイト、マルティン・プロコップが今季どのイベントで初戦を迎えるのかについては、現時点では明らかになっていない。
(Martin Holmes)