アンドレアス・ミケルセンをWRCサルディニア戦に起用するというサプライズ決断を表明したシトロエン・トタル・アブダビWRT。シトロエン・レーシングのチーム代表、イブ・マトンは、
「今季6戦を終えて、シトロエン・トタル・アブダビWRTの結果は、一年の始めに設定した目標に今一歩届いていない」と厳しい現状を認めた。
「同時に、アンドレアス・ミケルセンは積極的にWRCのトップカテゴリーで走ることに向けて、奔走してきた。この結果、彼に我々のC3 WRCでサルディニアに参戦してもらうことで同意した」
「ステファンは、この前例のない判断をチームが下すことが必要だったと受け入れてくれた。それでも彼は、サルディニアでレッキに参加するし、ラリーポーランドには参戦する。
一方、待望のWRカーでのトップカテゴリー参戦にこぎつけたミケルセンは、「2016年のシーズン末以来、僕がWRCのトップカテゴリーでの参戦を続けたいと思っていたことは、公然の秘密だった。だから、シトロエン・トタル・アブダビWRTからラリーサルディニアに参戦することが決まって、本当にうれしいよ」と喜びを見せる。「シトロエンは、WRCの歴史の中で輝かしい成績を残している。このようなチームから参戦できることを、うれしく思う。今季序盤のグラベルラリーで勝っているシトロエンC3 WRCはポテンシャルを発揮しているし、通常通りのプロセスを進んでいると思う。テストでマシンに乗り、ラリーに向けての準備を始めることが待ち切れないよ。スタートまでマシンに乗れる時間が限られていることは確かだが、自分にとって大切なのは強豪チームからトップカテゴリーでの戦いに戻るということだ。この機会を実現するために奔走してくれたみんなに感謝したい」