6月8-11日に開催されるWRC第7戦ラリーイタリアで、前戦ポルトガルに続いて2戦目のトップカテゴリー参戦となるトヨタ第3のドライバー、エサペッカ・ラッピ。水曜日に行われたチームのメディアファンクションで、サルディニアへの意気込みを聞いた。
ーーポルトガルでの経験はどのようなものでしたか? そしてここでの抱負は?
「世界最高峰のレベルだから当然だけど、本当にすごいと思ったよ。チームは完璧な仕事をしてくれている。いいタイムを出すためにはどのステージでも完璧に走る必要がある。WRC2ではそのようなことはなかったからね。すべてを完璧にしなくてはならない。躊躇は許されないんだ。まだまだやるべきことがたくさんあるということに目覚めたよ」
「自分たちのスピードにはそれなりに満足していた。リザルトは納得いくものではなかったけれどね。いくつかトラブルがあって、僕自身がおかしたミスやマシンのトラブルもあった。しかし速さはあった。自分が予想していたよりトップに近かったのは良かったし、パワーステージも良かった」
ーーマシンに慣れるにはどれくらいかかると予想していますか?
「今年は学びのシーズンと言う方が賢いだろうね。2018年にはトップ5に入りたい、というところかな。1回だけではなく、複数回」
ーーワールドラリーカーで一番難しいのはどのようなところですか?
「実際にはそう難しいというわけではないんだ。以前よりは簡単になっていると思う。僕にとって最も難しいのはタイヤを理解することだ。コンパウンドとタイヤ自体が以前のものに比べてまったく違うからね。コンパウンドがより硬いので、どのようなコンディションでソフトを使うことができるか、それがどれだけ保つのか、どのようなコンディションでハードを使うべきかのギリギリの線というのがまだよくわからない。それについてはできるだけ早く学習したい。どのように学べるかはまだわからないが、今回のラリーもそれを理解するにはとても良い機会だと捉えている」