6月29日に開幕したWRCポーランドは、スタート前から豪雨に見舞われ波乱の滑り出しとなっているが、この混乱に乗じ、オィット・タナック車についてシークレットになっていた事実が判明した。タナックには、このラリーポーランドで新型マシン(シャシーNo.8)を投入している模様だ。そして、タナックがモンテカルロ以来、使用してきたマシン(No.3)はエルフィン・エバンスが引き継いだ。
チームメイトのセバスチャン・オジエは、既にアルゼンチン後、ポルトガルまでに新型車(No.7)を投入済み。オジエの元のマシンは、最近は英国内でのテストに使用されている。また、ロレンツォ・ベルテッリ用のマシン(No.6)を、ポーランドではテーム・スニネンがドライブしている。
Mスポーツのマシンの動きを追跡するのは、やや難しい。オジエ車とタナック車にはラリー中は英国の「希望ナンバー制度」を使用して「WRT1」と「WRT2」を使用しているためだ。
(Martin Holmes)