TOYOTA GAZOO Racingのワークスドライバーとして、ヤリスWRCをドライブするユホ・ハンニネン。今シーズン前半はトラブルやアクシデントに見舞われることが多かったが、アルゼンチン以降はトップ10フィニッシュを続けている。そして、待ちに待った母国戦ラリーフィンランドを迎えた。
「とても素晴らしい気分だよ。今シーズン、これまで色々なラリーに参戦してきたけれど、やはりフィンランドのステージは格別だ。ここのラリーに参戦できるだけでも最高なのに、トヨタのファクトリードライバーとして走れることが本当に嬉しいんだ。確かにヒュンダイ時代もワークスドライバーとしてフィンランドを走っているけれど、あの時はフル参戦じゃなかった。やはり、気持ちの上では少し違う」
高速グラベルのポーランドでヤリ-マティ・ラトバラが好走を見せたことから、ハンニネンは比較的近いキャラクターを持つフィンランドがヤリスWRCに合っていると考えている。
「フィンランドのステージはヤリスWRCにとても合っていると思う。比較的フィンランドに似ているポーランドで、僕はエンジントラブルもあって、いいタイムでは走れなかったけれど、ヤリ-マティがいいタイムで走っていた。高速グラベルでのセットアップも決まっているということだ。テストは問題なかったけれど、ずっと雨だったのが残念だった。ドライ路面でも走りたかったというのが本心だね。でも、レッキはしっかりこなすことができたし、ラリーに向けて準備は万全だよ」
7月25日、ラリーフィンランドの開催期間中にハンニネンは36歳の誕生日を迎えた。
「みんなに祝ってもらえて嬉しいよ。36歳になったけれど、この数字にはあまり意味がないからね(笑)。今回はミスやマシントラブルなく走りたい。とにかくしっかりドライブして、笑顔でフィニッシュできればと思っているよ」