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WRCフィンランド:ラトバラ「プレッシャーよりもモチベーションを感じる」

©Naoki Kobayashi

TOYOTA GAZOO Racingのエースとして、待望のラリーフィンランドを迎えたヤリ-マティ・ラトバラ。ラリー前に4日間のテストをこなし、ユバスキラに帰ってきた。現在、セバスチャン・オジエ、ティエリー・ヌービルに続くランキング3番手につけており、母国イベントで今シーズン2勝目を狙う。

「とてもいい気分だよ。今のところリラックスしたフィーリングだね。今回のラリーフィンランドもタフなバトルになると思う。今シーズンはかなり厳しい戦いが毎戦続いているけれど、3番手というスタートポジションも悪くない。イベント前のテストに関しても、いいフィードバックを得ることができた。マシンのセッティングも手応えがある」

今回のラリーフィンランドではステージ中に多くのシケインが設けられ、さらにインカットを防ぐべくコンクリート製のポールがいくつも設置されることになった。

「あのシケインに関しては、ちょっと議論を呼ぶだろうね。いくつかのシケインは悪くない場所にあるけど、一方でリズムを壊してしまうような場所に設置されているところもある。ブレーキングポイントが難しくなると思うし、かなりの集中力を要求されるよ。今回に関しては平均速度を下げるということで、“トライ”という側面があるのだと思う。今後、さらにもっといい場所にシケインを設定することになるんじゃないかな。僕としてはシケインを作るのではなく、ハイスピードでワイドなステージを使って欲しいけどね。走っていて楽しいし、観客が見たいのはそういったステージだと思うよ」

3名のドライバーがフィンランド出身、さらにチームの拠点がフィンランドということもあり、トヨタのサービスには多くのファンや関係者が集まった。周囲からの優勝に対する期待も、ラトバラはひしひしと感じている。

「フィンランドに帰ってきて、みんなの期待を感じてるよ。でも、それが僕には大きなモチベーションになっている。もちろんプレッシャーがない訳じゃないけど、今のところはモチベーションの方が大きいね(笑)。もちろんここは絶対に勝ちたいイベントだし、優勝が目標だ」



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