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©Naoki Kobayashi
7月27日に開幕したWRCフィンランド。チーム拠点を置く母国で初めての戦いとなるトヨタ勢は、本格的な競技初日を終えてエサペッカ・ラッピとヤリ−マティ・ラトバラが1‐2につけている。想定外ともいえるラッピの躍進に、本人も当惑気味だが、リスクを冒してまで優勝は狙わないと公言。一方でチーム代表のトミ・マキネンは、両者が戦い合うことについては容認する姿勢を見せた。
「チームにとって、文句なしに最高の一日。どのチームとも、非常に厳しい戦いになると予想していた」とマキネン。
「もちろん、チーム拠点の母国戦というアドバンテージもあるが、どのドライバーも素晴らしい速さを見せている。3人ともよくやってくれているし、特にエサペッカは首位につけている」
「みんな、思うようなドライビングをしているし、自信に満ちている。彼らがお互いに戦いあうことには、何の心配もしていない。彼らにはそれぞれ自分の仕事をしてもらいたい」