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WRCドイツ:ヒュンダイは相性のいい母国戦で優勝を目指して挑む

©Hyundai Motorsport

ティエリー・ヌービルが、WRCドライバーズ選手権でセバスチャン・オジエと同ポイント、勝利数で上回り首位に立ったことで士気が高まるヒュンダイ・モータースポーツ。2014年にチームとヌービルが、ともに初勝利を飾ったドイツでも、優勝を目指して挑む。

今年のラリードイツの拠点となるボスタルジーは、チームが拠点とするアルツェナウから2時間と、母国同然のイベント。4月のコルシカ以来となるターマック戦でも相性が良く、2014年はヌービルとソルドが1‐2フィニッシュ、昨年もソルドとヌービルが2‐3フィニッシュとダブルポディウムを飾っている。

セブ・マーシャルとのコンビでは今季初のターマック戦を迎えるヘイデン・パッドン。グラベル戦のポーランドではポディウムに上がっており、ドイツのターマックにも迅速に対応していきたいところだ。
「ラリードイツは独特のラリー。3つのイベントが1つになったような感じだ」とパッドン。
「今回のラリーでは、自分たちの成長を高め、ターマックでの自信とパフォーマンスを上げていきたい。チーム拠点のアルツェナウにとても近いので、気合いも一層高まる」

今季最多の3勝をマークし、ついに選手権リーダーとなったヌービル。勝利を飾ったイベントも、グラベルのアルゼンチンとポーランド、ターマックのコルシカと路面を問わない。
「ドイツは通常、クルーにもチームにも相性がとてもいい」とヌービル。
「2014年はヒュンダイ・モータースポーツの初優勝を飾った。今年は、選手権首位につけてこのイベントを迎えるのは新しい要素だが、先頭スタートを、とても楽しみにしている。いいパフォーマンスを出して行きたいし、選手権でのリードも広げていきたい。簡単には行かないが、トップ争いができることは分かっている」

今年のコルシカでは3位に入るなど、ターマックを得意としているソルド。ドイツでは2014年、2016年に2位に食い込むなど、特に相性がいい。
「グラベル戦が長く続いたので、ヒュンダイi20クーペWRCでまた舗装を走るのは、楽しいと思う」とソルド。
「ここのところ、浮き沈みが激しかったので、ここから先は安定感を高めてコンペティティブなリザルトを目指していきたい。ドイツは、トリッキーな道もあるが素晴らしいイベント。ワイドになった2017年スペックのWRカーは、ナローなブドウ畑の道ではチャレンジングになると思う。天気にも気をつけなくてはならない。ポジティブなイメージを持っているので、ドイツでまたポディウムに上がる準備はできている」



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