ヒュンダイ、ドライバーズラインナップをテコ入れ、残り3戦にミケルセンを電撃起用 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ヒュンダイ、ドライバーズラインナップをテコ入れ、残り3戦にミケルセンを電撃起用

©HYUNDAI MOTORSPORT

ヒュンダイ・モータースポーツは、今季WRCの残る3戦にアンドレアス・ミケルセンを起用すると発表した。ミケルセンは、スペイン、GB、オーストラリアと同チームから参戦する。この決定の理由についてチームは、マニュファクチャラーズ選手権でのタイトル争いに向けてのテコ入れだとしている。

ミケルセンとともに参戦するドライバーについては、スペインについてはティエリー・ヌービル、ダニ・ソルドが発表されているが、ヘイデン・パッドンを含む既存の3ドライバーについては契約を残すとしており、GB、オーストラリアの参戦ドライバーについては、それぞれラインナップを変える予定で、詳細は今後発表するとしている。

チーム代表のミシェル・ナンダンは「苦渋の決断だったが、選手権争いの中で自分たちを高揚させる必要があると我々は感じた」とコメント。
「アンドレアスとは、彼がシートを失って以来、話し合いを続けていたが、我々のラインナップは固まっていたために彼にオファーはしなかった。しかし、マニュファクチャラーズ選手権で勢いを失ったことから、状況を再評価することを決めた。3クルー全員とオープンな話し合いを行い、この再編成を行う決断を伝えた。スペイン戦のラインナップは確定したが、ウェールズとオーストラリアのクルー決定はこれから行う。しかし今は、アンドレアスと(コ・ドライバーの)アンデルスをヒュンダイ・モータースポーツに迎えることを歓迎し、スペイン以降、2017年のタイトル争いの土俵に再び戻ることを楽しみにしている」

アンドレアス・ミケルセンは「ヒュンダイ・モータースポーツに加わること、そしてここからの3戦でWRCに戻ることをうれしく思う。非常に才能のあるスタッフのいる素晴らしいチームだし、ヒュンダイi20クーペWRCは、あらゆる路面で勝てるマシンであることを証明してきている。今年の初めには、グラベルでテストを行う機会を得た。とてもポジティブなフィーリングが感じられたし、残り3戦でも同じような感触が得られると確信している」とコメント。

「自分の目標は、マニュファクチャラーズ選手権において、できる限りチームに貢献すること。彼らとマシンを心から信頼しているので、最高に興奮している。アンデルスも自分もこの挑戦に向けて準備は万端。これが、さらに長い期間での何かの始まりであることを願うよ」



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