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[速報]スバル、ニュル24時間でクラス優勝! VAB型初の国際V

 

第43回ニュルブルクリンク24時間レースは5月17日にフィニッシュを迎え、STIがエントリーした#114 スバルWRX STI(マルセル・ラッセー、カルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック、山内英輝)がSP3Tクラス優勝を果たした。STIのクラス優勝は、これが3度目。またVAB型WRX STIにとっては、初めての国際格式イベントでの勝利となった。

公式予選では、ヴァンダムが9分8秒037のベストタイムをマークしポールポジションを獲得。そしてレースは16日午後4時にスタートを迎えた。ノルドシュライフェの厳しいコースを丸一日走り切る世界一過酷なレースとも称されるニュルブルクリンク24時間。夜には雨も降り出し路面がダーティになるなど、トリッキーなコンディションにも見舞われたが、#114 スバルWRX STIはスタートから首位に立ち、終始ノートラブルで順調に走行を重ねていく。

9時間経過する頃になると、レコードラインは再びドライコンディションに。トラフィックが穏やかになったラップでは、ラッセーが9分9秒881とチーム最速タイムを更新する。

そしてフィニッシュまで1時間の時点で、SP3Tクラスの2位レクサスRCとの差は12周に広がり、午後3時25分には、ファイナルスティントを担当する山内がヴァンダムに代わってコースイン。そして4時を過ぎて#114 スバルWRX STIがSP3Tクラストップチェッカー! 3年ぶりのクラス優勝を完全優勝で達成した。

総合でも暫定段階で19位に入った快挙に、辰己英治総監督は「本当に夢のよう。この原動力は、世界中のスバルファンがこれまで応援してくれたおかげ。そのおかげでスバルの技術が確立されて、人材も育ってきた」と会心の笑顔でコメントを残した。

「我々の技術は、去年から特別に上がってきたわけではない。レースというのは勝負。勝つこともあるが、負けることの方が多い。でもそれを避けるということは、勝ちに行っていないということ。我々がこの困難に挑むのは、いい車を届けたいから。優勝して、みなさんにスバルの素晴らしさ、いいものを目指しているというアピールを伝えることの大切さを、今回改めて感じた」

初参戦でチェッカーを受けた山内は、ピットに戻り辰己監督とハグをかわすと、思わず感涙。
「本当に、最高でした。チームメイトにも恵まれましたし、みんなのおかげです。ユーストリームで見ていただいているファンのみなさんのからのコメントは、現地で見ていました。すごく不安がありましたが、みなさんに元気をもらって強気でがんばりました」と万感の思いをコメントした。



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