TMGは、2015年HJS TMG GT86 CS-R3トロフィーのシリーズチャンピオンに、ヤリスWRCをテストドライブするチャンスを与えることを発表した。
このトロフィーは、ドイツラリー選手権の7戦にかけられ、CS-R3ラリーマシン10台で争われる。開幕戦は7月。このシリーズは少なくとも3シーズンの開催が決まっており、一戦毎に5000ユーロの賞金が用意される。既に最初の参戦申し込みが届いているという。
TMGは長期的にラリー活動の一環として、このトロフィーのチャンピオンにはヤリスWRCの開発車両をテストするチャンスを与える。
TMGは既に、ジュニアドライバー育成スキームとして未来のトヨタのスタードライバーの育成を始めているが、このテストでポテンシャルを発揮できれば、2017年から指導するトヨタのWRCチームへの道もつながるのではとTMGは発表リリースで伝えている。
CS-R3は5月に最初の出荷を予定しており、TMGは記念割引の期間も延長。4月24日までの注文で、ターマックまたはグラベルいずれかのスペックが、定価8万4000ユーロのところ、7万9000ユーロとなる(税別)。キットにはGT86のボディシェル、パワートレーン、ラリーマシンを製作するために必要なすべてのメカニカルコンポーネンツが含まれる。スペックやキットの内容の詳細は、TMGのサイトに掲載されている。
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R3規定のホモロゲーション公認は7月上旬を予定している。