10月25日にシェイクダウンから開幕したWRC第12戦セントラルヨーロピアンラリー(ターマック)に、Mスポーツ・フォードから参戦するアドリアン・フルモーは、改良版のフォード・フィエスタ・ラリー2をドライブする。フルモーは最終戦のラリージャパンでラリー1マシンをドライブする予定。
今回セントラルヨーロピアンで駆るフィエスタ・ラリー2は、公認を取得したばかりの改良版冷却パッケージが採用されている。先週はこのマシンの実戦デビューとして、オーストリアで開催されたハーブスラリーに参戦し、プーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦したチームメイトのオィット・タナックに続く2位でフィニッシュしている。
今回の参戦では、フルモーはWRC2にはノミネートはしていないが、競争力の上がっているラリー2カテゴリーで、改良版フィエスタ・ラリー2のペースを披露することを楽しみにしているようだ。
「誰にとっても新しいイベントなので、みんなゼロからのスタートというのはポジティブだね」とフルモー。
「週末を通してチャレンジを続けて、ペースを上げていきたい。新しいターマックイベントがWRCに加わるのは素晴らしいこと。三カ国を走行するので、毎日それぞれ道が違うようだしね」
「グラベル連戦が長かったので、またターマックラリーで走れるのはうれしい。オーストリアでテスト参戦できたことは、今回のセントラルヨーロピアンに向けていい準備になった。セットアップを煮詰められたし、いろいろなことを学んだので、この週末に役に立つはずだ」