WRCセントラルヨーロピアン:ティエリー・ヌービル「朝からこんなに事態が一変するなんて」土曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCセントラルヨーロピアン:ティエリー・ヌービル「朝からこんなに事態が一変するなんて」土曜日コメント集

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCセントラルヨーロピアンラリー、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。前日の総合2番手から、この日は午前最後のステージで首位に躍り出たヒョンデのティエリー・ヌービル。ドラマの連続となったこの日を粛々と走り切り、リードを26.2秒に広げて最終日を迎える。
(カッコ内は順位の前日比)

■ティエリー・ヌービル/総合首位(↑)
「今日もトリッキーな一日で、昨日と同じようにタフなコンディションだった。午前の段階でこんなに事態が変わるなんて考えられなかったが、カッレとエルフィンがふたりともミスをしてしまった。自分たちは一日を通して、非常に一貫した走りをした。これで日中サービスに入るまでに首位に立つことができ、夜までには差を広げることもできた。この先も何が起こるか分からないので、余裕が持てる差だとは言えないが、明日はリードをコントロールすることができるし、それができる自信がある。クリーンな走りをして、何のドラマも起きないことを願うよ。この2日間よりは少し楽にできるしね」

■テーム・スニネン/総合6番手(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「今日もまた別の試練だった。昨日とはかなり違うラリーの感じだった。道のコンディションは一変した。午前のループはいいペースを出せたが、午後はスリックでいった。グリップレベルが格段に良くなったが、それをうまく活かせず、慎重になりすぎたセクションもあった。基本的にいい一日だったし、ティエリーが首位に立ってくれてうれしい。明日の彼の幸運を祈っているし、自分ももっと成長を見せたい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合2番手(↓)

Toyota Gazoo Racing WRT

「大変な試練の一日だった。2本目で危ない場面があった。ブレーキであんなにスリッパリーになるなんて、少し驚いたほど。幸い、逃げられる場所があったので道に戻ることができた。その後、エルフィンがコースオフしたのは本当に残念だ。自分たちがあのステージをスタートする直前に知ったので、プランを変更した。これで、ある程度のポイントを獲ってラリーをフィニッシュすれば良くなったからね。この極めて難しいコンディションの中では、とにかくリスクを避け安全に走り切ることに努めるだけなので、かなり抑えたステージもあった。そのように走るのは楽しいものではないが、最後のステージはフィーリングが向上したので、明日につなげていきたい。でも、とにかく無事に帰ってくることに専念しなくては」

■セバスチャン・オジエ/総合4番手(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日の道は昨日とは違うが、走行順が真ん中の自分たちにとってもコンディションはかなり似ていた。午前も道に泥がたくさん出ていてトリッキーだったので、安全圏内での走りを守り、午前のループはまずまずだった。午後はコンディションが好転し、やっとグリップやペースが良くなり、マシンの中で楽しめるようになった。だから、今日はポジティブなこともある。前後との差が開いているので明日の目標は特にないし、コンディションは午前はまだトリッキーになると思うが、最後まで相応のペースが出せるように努める」

■勝田貴元/総合5番手(=)
*マニュファクチャラーズ選手権外
「少なくともテーム(・スニネン)の上にはいたかったので、もちろんプッシュしました。かなり怖い思いをすることもありましたが、一日を走り終えることができて、本当にうれしいです。今日もチャレンジングなコンディションでした。午後は乾いてきましたが、スリックで泥だらけの道を走らなくてはならなかったので、楽ではありませんでした。でも、エンジニアが頑張ってくれてセッティングを調整したので、フィーリングが良くなりました。グラベルクルーも、とてもいい仕事をしてくれました。明日もトリッキーな一日になると思います。特にパワーステージは、トリッキーな性格ですから注意して臨みます」

■エルフィン・エバンス/SS11でデイリタイア

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日もかなり難しいコンディションだったが、自分たちとしてはかなりいい流れになっていた。残念ながら午前の最後のステージで、とりわけスリッパリーだった右コーナーにつかまってしまった。最初はブレーキを踏んでいい形で速度を落とせた感じだったが、曲がり始めるとグリップが予想以上に低く、フロントタイヤのイン側がロックしてしまった。それでワイドになってしまったが、道がすごく狭かったのでどこにも逃げ場がなかった。走り続けるにはひどすぎるダメージを負ったが、チームはマシンを修復してくれたので、明日は再スタートすることができると思う。とにかくチームに対しても自分自身にも、残念だ」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッド

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合3番手(↑)

M-SPORT

「SS13でなんらかの理由で油圧が下がってしまい、ハンドブレーキが解除できなくなってしまった。最後のステージは、最初のヘアピンでリバースに入れなくてはならなくなり、それから別のヘアピンではうっかりハンドブレーキに触ってしまい、フロントタイヤがロックしてしまい、軽くコースオフをした。本当にくだらないミスをしてしまった。明日はドライになりそうだし、このマシンでのドライでのフィーリングはいいので、もっと楽しめる走りができたらいいね」

■ピエール‐ルイ・ルーベ/総合8番手(↑)
「午後は挽回できて良かった。タイヤ6本でいったが過酷だった。午前はウエットで、もう何かを争うような順位ではなかったのでプッシュする必要はなかったので、とにかく走り切って少しでもポイントを獲得することが目標だった。最後のステージは、これまで走った中で一番難しかったと思う。森の中があんなにスリッパリーになるなんて、考えていなかった。ワイドなロングコーナーで直進してしまったが、幸いかなり低速だった。でも、かなりタイムをロスした」



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