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WRCセントラルヨーロピアン:「強いチャンピオンの姿を示してくれた」豊田章男会長コメント全文

©Toyota Gazoo Racing WRT

10月29日(日)にフィニッシュしたWRC第12戦セントラルヨーロピアンラリー(ターマック)では、初開催イベントで難しいコンディションというトリッキーな状況の中、トヨタはカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが総合2位でフィニッシュして、ドライバーズ、コ・ドライバーズ選手権2連覇を決めた。トヨタ勢は、前戦チリで決めたマニュファクチャラーズタイトルと合わせ、3タイトルを独占したことになる。タイトルを争っていたエルフィン・エバンス/スコット・マーティンは、前日のデイリタイアから再スタートして31位でラリーを走り切ったが、パワーステージではトップタイムをマークして最大ボーナスポイント5を獲得。セバスチャン・オジエ/バンサン・ランデは総合4位でフィニッシュ。4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドで参戦した勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、接戦の5位争いでポジションを守り切った。最終戦ジャパンを前に3タイトル獲得を決めた結果を受けて、チームの豊田章男会長がコメントを発表した。

(以下チームリリース)


豊田章男 (TGR-WRT会長)

カッレ、ヨンネ、2年連続のドライバーズ、コ・ドライバーズ・タイトルおめでとう! 最年少ディフェンディングチャンピオンとしてシーズン前半は少し苦しんでいたように見えました。しかし、着実にポイントを重ね、中盤戦からはポイント争いをリードし続ける、まさに強いチャンピオンの姿を示してくれたと思います。

2人が成し得てないことが一つだけあります。モリゾウと一緒に表彰台に立つことです。日本で待ってます。

エルフィン、最後まで諦めずに攻めた走りをしてくれてありがとう。なんとしても勝つ! という気持ちのこもった走りは最高でした。パワーステージもカッコよかったです。まだシーズンは終わっていません。エルフィンとスコットは日本に忘れ物をしているはずです。来月のラリージャパンで昨年の忘れ物を回収し、私を表彰台に乗せてくれればと思います。

このチームの忘れ物はもうひとつあります。セブとヴァンサンも昨年の日本で速い走りを見せてくれましたが、結果には繋がりませんでした。今年こそは……と私も願っています。そして、昨年に引き続き、貴元とアーロンにもラリージャパンの表彰台で会いたいと願っています。できれば昨年より高いところから、私のことを見下ろしてもらいたいと思います。

残念ながらラリーの表彰台の定員は6名です。8人全員は乗れませんが、なんとか6人と一緒に表彰台に立てればと願っています。チームのみんな、ぜひその願いを叶えてください。ヤリ-マティ代表、よろしく頼みます!



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