三菱自動車は、ダカールラリー参戦などで活躍したパジェロの初代モデルが、日本自動車殿堂が選定する今年度の歴史遺産車に選ばれたことを発表した。初代パジェロは、1982年にオフロードにおける高い走破性と乗用車並みの扱いやすさを両立させた本格オフロード4WD車として発売。翌83年からダカールラリーに参戦し、85年には日本車として初となる総合優勝を果たすなど、通算12勝をマークしている。
(以下、発表リリース)
三菱自動車『パジェロ』が2023年度日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定
三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤 隆雄、以下三菱自動車)は、1982年に発売した初代『パジェロ』が日本の自動車史に優れた足跡を残した名車として、日本自動車殿堂*(特定非営利活動法人:藤本 隆宏会長)の2023年度 歴史遺産車に選定されたことを発表しました。
初代『パジェロ』は、オフロードにおける高い走破性と乗用車並みの扱いやすさを両立させた本格オフロード4WD車として1982年に発売しました。多くのお客様から支持され、RVブームや4WDブームの牽引役として確固たる地位を確立した『パジェロ』は、2021年の生産終了まで4世代に渡り累計325万台が生産され、170ヵ国以上に輸出、世界中のファンから親しまれてきました。国内では、1994年に軽自動車『パジェロミニ』、1995年にコンパクトSUV『パジェロジュニア』、1998年にはコンパクトSUV『パジェロイオ』をラインアップするなど、『パジェロ』シリーズは三菱自動車を代表するモデルとなりました。
モータースポーツでは、世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに発売翌年の1983年から参戦し、1985年に日本車初の総合優勝。同ラリーには2009年までに26回参戦し、7大会連続を含む通算12回の総合優勝を果たし、走破性と耐久性の高さを実証しました。モータースポーツ参戦で得られたノウハウは『パジェロ』をはじめとする市販車の商品力強化に活かされ、四輪制御技術や耐久信頼性技術は三菱自動車らしさを構成するコア技術として脈々と受け継がれています。
現在、『パジェロ』の血統を受け継ぐクロスカントリーSUV『パジェロスポーツ』をラインナップしており、海外専用モデルとして80カ国以上で販売しています。
今後も三菱自動車は「環境× 安全・安心・快適」に裏付けられた信頼感により、冒険心を呼び覚ます、心豊かなモビリティライフをお客様にお届けします。
*日本自動車殿堂:日本における自動車産業・学術・文化などの発展に寄与し、豊かな自動車社会の構築に貢献した人々の偉業をたたえ、殿堂入りとして顕彰し、永く後世に伝承してゆくことを主な活動とする特定非営利活動(NPO)法人