ラリージャパン開幕を来週に控えた11月11日(土)、東京・青海のJ SPORTS本社で「フォーラムエイト・ラリージャパン2023参戦ドライバーインタビューセッション」が催され、トヨタからエルフェン・エバンスと勝田貴元、ヒョンデからティエリー・ヌービルとマルティン・ウィダグ、Mスポーツ・フォードからアドリアン・フルモーが出席した。
昨年に続く2回目の“凱旋走行”に期待の高まる勝田は「セントラルヨーロピアンラリーを終えて水曜日に日本に帰ってきましたが、今年は特に地元での取材機会が増えた印象です。これも昨年開催していただいたおかげ。プレッシャーを感じることはありますが、それをモチベーションに変えていきたい。もちろん簡単なラリーではありませんし、選手権(の行方)がすべて決まったことで全ドライバーが勝ちを狙ってくる。自分も持てるものをすべて出し切って、これまでの(WRC)最高位2位以上のものを獲りにいきたい」と力強い抱負を語った。
そのほかのドライバーも、「タイトル争いはうまくいかなかったけど、シーズンをポジティブに終わらせるためにも、2024年をうまくスタートするためにも、ジャパンでの好結果は重要」(エバンス)、「去年のラリーは悪天候もあってすごくチャレンジングだったけど、攻め切ってトヨタのホームイベントで勝つことができた。今年の目標も、当然同じだ」(ヌービル)、「ホームラリーになるタカと競うのは難しいと思うけど、楽しみ。スーパーSSでデュエルになれば、いいショウになると思うよ」(フルモー)とそれぞれ意気込みを語った。
会見後、参加者たちは青海地区の電動カート場に移動し、ファンミーティングで交流を楽しんだのち、月曜日からのレッキに向けていよいよ愛知県豊田市に移動する。