ミッコ・ヒルボネンが先日発表された新型マシン、フィエスタS2000(写真)で2010年IRC開幕戦のモンテカルロに出場することも視野に入れているとフィンランドのニュースサイトが伝えている。
ヒルボネンは今週にもフィエスタS2000をテストすることを明らかにしており、モンテカルロへの参戦についてはそのテスト次第となる部分もあるようだ。
フィンランドの情報筋によればモンテカルロへの参戦はまだ検討段階ではあるが、Mスポーツとしてはヒルボネンにターマックでの経験を少しでも積ませたいという目算もあるという。
ここで気になるのは、フォードがIRCへの選手権登録が行なうか否かだが、フォード・ヨーロッパのシニア・モータースポーツディレクター、ジェラルド・クインは『ノミネートしない』という主旨の発言をしており、メーカー本体としては登録する構えはないものと思われる。そのため、選手権登録を行なうとすればMスポーツ、またはその他のカスタマーチームの可能性が高い。
2009年、IRCに参加していたマニュファクチャラーはプジョー、アバルト、シュコダ、ホンダ、プロトン、フォルクスワーゲン、ラリーアートという7マニュファクチャラー。ここにMスポーツ(フォード)や、コルサOPCS2000をもつオペルなどが登録するとなると、マシンバラエティはいっそう華やかなものとなりそうだ。
2010年IRC開幕戦モンテカルロは1月19〜23日にかけて開催される。