ダカール2024は1月5日、サウジアラビアのアルウラで27kmのプロローグランの走行を実施。序盤のサンディな路面から石の多いゾーンに入るなど短いながらも変化の多いコースは、ナビゲーション面でも困難が多かった。この日の走行では、アウディ・スポーツのマティアス・エクストローム(アウディRS Q e-tron E2)がトップタイムをマークしている。2番手タイムは、ラリーレイド界の神童との呼び声が高いトヨタ・ガズーレーシングのセス・キンテロ(トヨタGRダカールハイラックスEVO T1U)。3番手はバーレーン・レイド・エクストリームのセバスチャン・ローブ(プロドライブ・ハンター)だった。
ダカール2連覇中、今大会からプロドライブ・ハンターにマシンをスイッチしたナッサー・アル‐アティヤは、ナビゲーションで小さなミスがあり、12番手タイムに終わっている。このため、6日のステージ1は12番手からのスタートとなるが、プロローグランで10番手になった場合、スタート順が先頭になってコースを切り開かなくてはならないため、最悪の状況は回避した形となった。
競技は6日から本格的に開始。この日のステージ1は、アルウラ〜アル・ヘナキヤ間の414kmを走行する。
日本勢では、ランドクルーザー300GRスポーツで市販車部門を戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーが、500号車の三浦昂、501号車のロナルド・バソが、それぞれ部門1、2番手タイムをマーク。HINO600シリーズでトラック部門に参戦する日野チームスガワラは、菅原照仁が15番手タイムでこの日の走りを終えている。
ダカール2024 カー部門 プロローグラン結果
1 M.エクストローム(アウディRS Q e-tron E2) 16:30
2 S.キンテロ(トヨタGRダカールハイラックスEVO T1U) +00:23
3 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +00:38
4 M.バウムガルト(プロドライブ・ハンター) +00:38
5 C.バウムガルト(プロドライブ・ハンター) +00:44
6 K.ホロウィック(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリープラス) +00:44
7 S.ペテランセル(アウディRS Q e-tron E2) +00:45
8 L.ボード(トヨタ・ハイラックス・オーバードライブ) +00:47