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WRCモンテカルロ:実戦デビューのトヨタGRヤリス・ラリー2は4台がエントリー

©ACM

2024年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリーモンテカルロ(1月25日〜28日)が1月8日、エントリーリストを発行し、今大会で実戦デビューを迎えるトヨタ初のラリー2、トヨタGRヤリス・ラリー2は、サミ・パヤリなど4台がエントリーすることが明らかになった。

92回目の開催となるラリーモンテカルロのエントリーリストには、計70台が並んだ。トヨタはエルフィン・エバンス、勝田貴元に加え、セバスチャン・オジエが10度目のモンテ制覇を目指してトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドでエントリー。ヒョンデからは、2020年のモンテ覇者であるティエリー・ヌービルに加え、2019年のWRCチャンピオン、オィット・タナックがヒョンデ復帰の初戦を迎える。3台目のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドは、同じくヒョンデに復帰したアンドレアス・ミケルセンがドライブする。Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールと若い顔ぶれでフォード・プーマ・ラリー1ハイブリッドで今季を戦う。

待望の実戦投入を迎えるトヨタGRヤリス・ラリー2は、12月にフランスで開催されたラリーデボリュイで0カーとして公の場で初めて走行を披露したサミ・パヤリ、その後のテストへの参加が明らかになったステファン・ルフェーブルに加え、フランスの強豪で2011年のモンテ覇者ブライアン・ブフィエ、スペインのヤン・ソランスと4台がエントリーした。

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迎え撃つWRC2常連組では、ヨアン・ロッセル、ニコライ・グリアジンのシトロエンC3ラリー2、シュコダ・ファビアRSラリー2のオリバー・ソルベルグ、クリス・イングラム、ヒョンデi20Nラリー2のニコラ・シャミン、フォード・フィエスタ・ラリー2MkIIのイーモン・ボランド、ジョン・ワルティークが名を連ねた。

エントリーが受理されたのは、ラリー1マシンが8台、WRC2が24台、WRC3が3台、RGT、プライベーターのノンプライオリティが35台となったが、エントリーの申し込みは112台に上ったという。そのうち、レギュレーションの基準を満たしていたのは93台。主催者は23台を不受理にせざるを得なかったという。

ラリーモンテカルロのディレクターを務めるモナコ自動車クラブのエリック・バラビーノは「残念ながら23台のエントリーを退けなくてはならなかった。主催者として、参加の受け付けを不受理にすることは簡単にできることではないことを理解してほしい。規定により選考の詳細を明かすことはないが、最終的に地方選手権を戦う20人ほどのドライバーが、国際舞台のエリートドライバーたちと対峙できることになった。いま、我々が一番願っているのは、長期的にサービスパークに3万平方メートル以上の面積を確保してキャパシティを拡大し、プロ・アマを問わずすべてのエントリーを受け入れることができるようにすることだ」と状況を説明した。

2024年WRCラリーモンテカルロ エントリーリスト



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