これまでWTCC用のアコードやラリー用のシビック・タイプRの開発など、ヨーロッパにおいてホンダ車で活動を続けてきたイタリアのJASモータースポーツが、2010年にアキュラARX-01bでル・マン24時間/ル・マン・シリーズに挑戦することになった。
JASモータースポーツは2010年に向けて、「1台、もしくは2台」のアキュラARX-01bをアメリカのホンダ・パフォーマンス・デベロップメントから購入し、ル・マン・シリーズをメインに据えル・マン24時間にも挑戦するという。今後、年末までに必要な資金を集めるべくスポンサーを確保し、ドライバーについては順次発表していくとされている。
今季までアメリカン・ル・マン・シリーズで戦ってきたアキュラ・スポーツカーは来季に向けてヨーロッパへも戦いの場を広げると言われており、イギリスのストラッカ・レーシングが今季まで使用していたジネッタ・ザイテックに代えてアキュラを導入するのではないかと言われている。
JASモータースポーツはイタリアのミラノに本拠地を置くチームで、車両開発とレース参戦を行う。1998年からホンダとの関係が深く、これまでドイツSTWシリーズやETCC/WTCCでのアコード、R3規定のシビックの開発などを手かげている。