ヒョンデは、WRC参戦10周年を記念するヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドの、2024年WRC参戦カラーリングを発表した。2月15日に開幕する第2戦ラリースウェーデンから登場させる。
ヒョンデは開幕戦ラリーモンテカルロには、2023年とは異なるカラーリングのマシンで参戦し、ティエリー・ヌービルが優勝を飾っており、10年目のWRCシーズン初戦に華を添える「特別仕様」となったとしている。
2012年の発足以来、ヒョンデ・モータースポーツはヒョンデと協力し、モータースポーツ活動から得た知見をヒョンデの高性能ロードカーに注ぎ込んできた。新しいカラーリングはこのつながりに敬意を表したもので、マシンの両サイドにあしらった「N」のデカールが最大の特徴となっている。
このモチーフは、ヒョンデNのモットーである「Never Just Drive」(単なる運転に留まらない)をリスペクトしており、WRC参戦10周年を記念したヒョンデNのキャンペーンと連動しているという。
ヒョンデ・モータースポーツの社長でチーム代表も務めるシリル・アビテブールは「旧正月を祝う仲間もいるなかで、我々もWRCのシーズンのここからの戦いに向けてカラーリングを一新し、新たなスタートを切る」とコメント。
「このデザインは、ヒョンデNおよびヒョンデ自動車との緊密な協力関係に敬意を表し、ラリーの最高峰シリーズで10周年を迎えた彼らの功績を称えるために制作された。 WRC史上最も象徴的なイベントのひとつであるラリーモンテカルロの初めての挑戦から10年を経て今、そのイベントを制して2024年シーズンをスタートさせられたことは、信じられない瞬間。ティエリーとマルティンのモンテカルロカラーは歴史に刻まれるだろう」
Nブランド・モータースポーツ担当副社長のティル・バルテンベルクは「Nブランドのロゴが、ヒョンデ・モータースポーツの2024年、WRCマシンのカラーリングの主役になることをうれしく思う」と語る。
「ニュルブルクリンク24時間レースへの参加からNPX1開発のようなものまで、高性能車とモータースポーツ活動との結びつきは年々強まっている。 ファンや同僚は、この複雑なラリーマシンの一部とヒュンダイのロードゴーイングカーを結びつけることができる。新しいカラーリングは、この協力関係を完璧に表現しており、ファンやラリー界の仲間たちには、ラリーマシンの複雑なピースとヒョンデのロードカーを結びつけて感じてもらうことができる。 この印象的な新しいカラーリングで、多くの成功を祝うことを楽しみにしている」