ローブ、アブダビGP出場を断念。スーパーライセンスが発給されず – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ローブ、アブダビGP出場を断念。スーパーライセンスが発給されず

 

 F1最終戦アブダビGPにスクーデリア・トロロッソからスポット参戦を果たすのではないかと注目を集めていたWRC王者セバスチャン・ローブだが、FIAからスーパーライセンスが発行されなかったため今季F1デビューを断念したことが明らかになった。

 ローブは自らの公式サイトにおいて、アブダビGPに出場しないことを発表した。耐久レース、カレラカップ、F1テストなどを行った経験はあるものの、FIAが定めるスーパーライセンス発給の条件には満たなかったと、ローブは説明している。

 がっかりしているかとの問いに対し、ローブは「そうでもない」と答えている。
「結果を受け止めるだけだ。何か野心があったわけではないので、未練はない。(F1に出られたら)楽しかっただろうなと思うので、それが唯一残念だ。面白いプロジェクトだった。でも仕方ないよ」

 ローブは、F1にスポット参戦するには今年のアブダビGPは絶好の機会だったとして、このようなチャンスは再び訪れることはないだろうと述べた。
「こんなチャンスが来るのは人生に一度だけだろうと思っていた。だから引き受けたんだ。でももう終わった。今回スーパーライセンスが発行されなかったということは、準備やF1で必要なテストを行うことなしにライセンスを発行してもらうのは難しいということなのだろう。(アブダビでは)両方の選手権争いが終わっているだけになおさらそう思う。先週末にバトンがワールドタイトルを獲得し、今週末にWRCタイトルも決定する。だから僕がF1に参戦しても、どちらの選手権においても妨げにはならなかった。こんな機会を再び見つけるのはかなり難しいだろう。いろいろ考え合わせると、これだけの機会が将来また訪れるとは思わない」

 今後F1テストのオファーがあれば受けるかと問われ、ローブは「もちろん」と即答している。
「ボスが許してくれれば、もちろん(受けるよ)! F1マシンをドライブするのは楽しいからね。またシングルシーターに乗るチャンスがきたら、絶対に逃さないよ」
「(ファン同様自分も)楽しみにしてたんだけどね! でも仕方ないよ。ラリー・グレートブリテンでワールドタイトルを決めることに集中するよ。それはF1と同じぐらい、あるいはF1以上にエキサイティングなことだからね」



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