世界ラリーレイド選手権に参戦するXレイドは、4月2日〜7日に開催される今季第3戦ラリーレイド・ポルトガルに、カルロス・サインツがMINIジョン・クーパー・ワークス・ラリープラスで参戦することを発表した。
サインツは、1月に開催された開幕戦ダカールラリーに、アウディ・スポーツからアウディRS Q e-tron E2で参戦し、史上初となる電動ドライブトレーンのマシンでの総合優勝を達成して、選手権首位に立っていた。サインツは、ポルトガルではアレックス・ハロをコ・ドライバーに迎え、チームメイトとしてジョアオ・フェレイラ/フィリッペ・パルメイロ組との2台体制となる。
XレイドのCEO、スベン・クワントは「カルロスがジョアオと一緒にラリーレイド・ポルトガルにMINI JCWラリープラスで参戦することになり、うれしく思う。ジョアオは、こうしたコースで非常に速いことをすでに証明している。カルロスは、ラリーアンダルシアでナッサー・アル‐アティヤとMINIで対決したことが、いい思い出に残っている。強力なラインナップで、エキサイティングなレースになることは間違いない。パートナーのMレーシングからのエントリーも合わせ、合計で6台のMINIが登場するので、最高のリザルトを期待している」とコメントしている。
アウディのダカール参戦は、チーム・アウディ・スポーツの運営協力をクワント率いるQモータースポーツが担っており、ダカール参戦の際もクワントがチーム代表を務めている。サインツは、W2RC第2戦アブダビデザートチャレンジには参戦していないが、ダカール優勝でのポイントリードを残して、選手権首位でポルトガルを迎えることになる。
一方、アウディは3月27日、2026年のフォーミュラ1参入準備を加速しコミットメント領域を拡大することを発表。フォルクスワーゲンとアウディの監査役会がザウバーグループの完全買収に合意し、F1チームのCEOにアンドレアス・ザイドルが就任することも伝えている。