WRCスウェーデン:ヒュンダイのヌービルが首位に! – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

WRCスウェーデン:ヒュンダイのヌービルが首位に!

 

WRC第2戦スウェーデンは競技3日目を終了。この日行われたのはSS11〜SS18の計8ステージ。4SSを2回リピートする構成となっている。SS14/18は有名なジャンピングスポット『コリンズ・クレスト』のあるバルガセンというステージ。その飛距離にも注目が集まった。

競技2日目を終えた段階で、首位はフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン。2番手にはヒュンダイのティエリー・ヌービル、3番手はシトロエンのマッズ・オストベルグ、4番手にフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエというオーダー。上位争いはこの4名に絞られている。

しかし、この日のオープニングとなったSS11でオストベルグが左リヤをヒットし大幅に遅れ、上位争いから脱落。ここではミケルセンがトップタイムをたたき出し、19.1秒だった2番手ヌービルとの差を27.3秒に広げた。だが続くSS12〜14の3SSはオジエがトップタイムを連発して猛追。ヌービルを抜き去り2番手に浮上している。SS14でミケルセンがスピンを喫したこともあり、ふたりの差は1.7秒にまで縮まった。3番手のヌービルとは12.4秒差。

サービスをはさんだ午後のステージでは、SS15でオジエが路面コンディションに足をとられ大きく遅れて3番手に。代わりにヌービルがミケルセンの背後に迫る。ミケルセンは僅差ながら、SS16と17でもラリーリーダーの座を守っていた。そして迎えたこの日の最終ステージ、SS18。ヌービルは温存していたフレッシュタイヤを履いてアタック。ベストタイムを獲得しミケルセンを逆転、ついに首位へと躍り出た。

これで上位争いは、ヌービル、ミケルセン、オジエの三つ巴となった。ミケルセンは1.5秒差、オジエは9.6秒差という僅差でバトルは必至だ。最終日に残されたステージは3つ。いずれも15km強のステージとなっており、SS20とSS21はサービスをはさんで同じSSを使用する構成。

最終日のオープニングとなるSS19は、日本時間の15日の16時57分スタート予定。

また、コリンズ・クレストの記録は1回目がミケルセンの41m、2回目がヌービルの44mと発表された。

【SS18後暫定総合】
1.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) 2:29:54.5
2.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) +1.5
3.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) +9.6
4.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +53.4
5.オィット・タナック(フォード) +1:29.2
6.ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ) +2:35.7
7.マルティン・プロコップ(フォード) +3:03.1
8.エルフィン・エバンス(フォード) +3:22.1
9.クリス・ミーク(シトロエン) +3:22.5
10.ユーリ・プロタソフ(フォード) +4:19.6



RALLY PLUS