WRCスウェーデンに併催されるもう一つの人気イベントが、ヒストリックカーラリー。ラリークロスチームの拠点をパニラ夫人の故郷でもあるスウェーデン・トルスビーに置くペター・ソルベルグは、このヒストリック部門に夫婦で参戦。現在2連覇中だ。
今年も愛蔵のフォード・エスコートMk IIでイベント3連覇に挑んでいる。このマシンでは先日、息子のオリバーをコ・ドライバーに初めて親子参戦も叶えたばかり。
スタート前には「このマシンをドライブするのは大好きだし、パニラがペースノートを読んでくれるのもうれしいんだ。今週末はうんとドリフトするよ」と語っていたペター。競技初日のこの日はWRC走行後のステージを使用する4SSが設定され、最初のステージでスピンを喫しながらも、SS2を終了した時点では13秒のマージンを築いてラリーリーダーに。SS4ではディッチに飛び込みそうになりながらも、このステージだけで18秒の差を築くなど快進撃を見せて、1分53秒差の首位で初日を折り返した。
10年前にはこのスウェーデンでWRC優勝もマークしているペター。今年は同郷ノルウェー出身のアンドレアス・ミケルセンがWRC首位に立っており、ノルウェーに設定されたステージに集まった観客を大いに沸かせる展開となった。
ヒストリック部門はデイ2の2月14日に5SSを走行した後、この日にフィニッシュを迎える。