カルロス・サインツ、2025年のダカールに23年ぶりのフォードで参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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カルロス・サインツ、2025年のダカールに23年ぶりのフォードで参戦

©M-SPORT

2024年のダカールラリーではアウディで自身4度目のイベント勝利をマークしたカルロス・サインツが、2025年はフォードで参戦することが発表された。62歳のサインツがブルーオーバルのマシンで参戦するのは、23年ぶり。

2025年もサウジアラビアで開催されるダカールに、フォードは4台のフォード・ラプターをエントリー、そのドライバーひとりがサインツとなる。チームメイトには、同郷スペイン出身のナニ・ロマがMスポーツとの契約を更新している。

「今年のダカールではレンジャーT1+で素晴らしい走りをしてくれたナニが、またチームから参戦してくれるのは大歓迎だ」と語るのは、Mスポーツのディレクター、マルコム・ウィルソンを父に持ち、自身もフォードのダカール参戦に名を連ねるマシュー・ウィルソン。
「彼の経験と知識は、チームにとってとても貴重なもの。このエキサイティングなプログラムが前進するために、彼から学び続けていく」

「カルロスはラリー界のレジェンドであり、オフロードレーシングの様々なカテゴリーを通じて最も成功を収めたドライバーのひとり。本当に久しぶりにフォードやMスポーツに戻るという決断は、チームにとっても大きな後押しとなる。ダカールに待ち受ける壮大なチャレンジに立ち向かうフォードファミリーに彼が加わってくれたことは、素晴らしいこと。テストは順調に進んでおり、フォード・ラプターの開発を最大限にプッシュしていくための最高のチャンスをつかんでいる」

M-SPORT

Mスポーツはフォード・パフォーマンスのエンジニアと協力して、新型ラプターのテストをすでに開始した。
「オフロードレースにおける我々の野心の規模は、フォードの近年の歴史の中でも比類ないほど大きなもの。フォード・ラプターを伝説的なダカールラリーに参戦させるという挑戦ほど明確な野心はない」と語るのは、フォード・パフォーマンスのグローバルモータースポーツのトップ、マーク・ラッシュブルック。
「このような壮大な挑戦に挑むには、最高のエンジニア、デザイナー、チームメンバー、ナビゲーター、ドライバーが必要であり、ナニとカルロスはダカール史上最も経験豊富で成功したドライバーのふたりだ。フォード・ラプターはすでにテストで期待の持てる兆候を示しており、世界最高のドライバーふたりがドライブすることで、今後続いていく開発に向けても自信を持つことができる」

ダカールは2025年も世界ラリーレイド選手権のラウンドとなる見込み。サインツは過去、フォードからWRCに3シーズン参戦した経験を持ち、その間に2勝を挙げている。
(Graham Lister)



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