アバルトワークスの中核を担うジャンドメニコ・バッソは9月24〜26日にかけて開催されるIRC第10戦サンレモラリーではなく、日程の重なるERC第9戦エルパラリー(9月25〜27日/ギリシャ)への参戦を決定した。
バッソは現在、ERCドライバーズランキングトップのミカル・ソロー(プジョー207)と5点差の2番手につけており、逆転チャンピオン獲得を目指してERCを優先させた格好だ。ERCはエルパを含めて残り3戦の予定。
この決断は、先週末に開催されたIRC第9戦アストリアスで勝利を逃がしたことで、バッソにチャンピオン獲得の可能性がなくなったためと見られる。
ちなみにERCエルパに出場するS2000マシンはソローのプジョー207とバッソのグランデプントの2台のみ。残りはランサーやインプレッサのグループN勢となる。ERCチャンピオンを巡っての一騎打ちといえそうだ。
これによりサンレモでのアバルトチームはルカ・ロセッティにウンベルト・スキャンドーラのイタリア選手権組にフランソワ・デュバルを加えた3台体制。
ちなみにサンレモのS2000出走台数はバルムラリーの25台に迫る24台。イタリア国内選手権も併催されるため地元選手も多く、激戦が予想される。