今週開催されるWRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)に、Mスポーツ・フォードはアドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールのふたりを、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1のドライバーに起用する。
前戦ポルトガルでは4位フィニッシュと好走を披露したフルモー。ドライバーズ選手権では、オィット・タナックに8ポイント差で選手権ポディウムを争っている。WRC2部門に参戦した昨年のサルディニアでは終盤までリードし、最終パワーステージでの突然の天候変化で勝利を逃していることから、今回も活躍が期待される。
「サルディニアは、自分が一番経験を積んでいるラリーのひとつ」とフルモー。
「ラフなイベントで、今回は例年よりも走行距離は短いが、激しい闘いになると覚悟している。スプリントラリーになるが、できる限りいいリザルトを収めるために全力を尽くす。選手権ではいま4番手にいるが、3番手に戻りたい」
「サルディニア島は小さな島で、とてもタフですごく温暖なイベント。リピート走行では石が多く出るので、マシンにもメカニックにも、クルーにも厳しい。一方で、美しい景観も楽しめるので、味わいたいね!」
ミュンステールは、昨年初めて参戦したサルディニアで、WRC2部門7位でフィニッシュしている。前戦ポルトガルでも好パフォーマンスを披露しており、週末を通して積んだ経験を、今回のサルディニアでも活かしていく。
「サルディニアはとても楽しみ。これまで、トリッキーな天気になったことがあるのも知っている。昨年も、豪雨から暑い日差しまで経験したので、今回はどうなるかな」とミュンステール。
「今回は、アルゲーロがベースになるので2022年の設定と似ているため、自分たちは経験が少ないが、ポルトガルでの勢いや学んだことをつなげていきたい」