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WRCスウェーデン:競技2日目を終えVWのミケルセンが首位

 

WRC第2戦スウェーデンは、初日のスーパーSSを経て競技2日目を終了。この日行われたのはSS2〜SS10の計9ステージ。4SSを2回リピートし、最後にスーパーSSという構成となっている。SS4〜7は国境を超えて隣国ノルウェーで行われ、再びスウェーデン国内に戻る。この間サービスは行なわれず、クルーたちにとってはペース配分の難しい1日となった。

午前中の4SSでは、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが3SSでトップタイム、残るひとつもヤリ‐マティ・ラトバラがトップを獲り、盤石の1-2-3体制を構築。かろうじてノルウェー出身のマッズ・オストベルグ(シトロエン)が意地を見せ食らいついている。

リグループを経た午後のステージでは、首位のオジエを不運が襲った。SS6の途中ではワイパーが壊れスローダウンしSS8番手タイム。続くSS7のスタート前に修理を試みたが、結局修理は叶わずSSをスタートすることに。そしてこのSS7で、ボンネットピンを締め忘れるというらしからぬミス。フロントガラスにダメージを負いながら、それでも4番手タイムでまとめてみせた。雪の降るSS8もワイパーが動かないながら4番手タイムを出し首位を堅持していたが、SS9ではスノーバンクにつかまり大きくタイムロス、首位の座を明け渡し総合4番手に沈むこととなってしまった。

同じステージでは総合2番手だったラトバラもコースアウト、スタックを喫し脱出に手間取り8分36秒5遅れのSS41番手タイムでフィニッシュ、総合順位も23番手と上位入賞の望みを失ってしまった。トップふたりがいきなり脱落し、代わって首位に立ったのはアンドレアス・ミケルセン。残されてたSS10のスーパーSSも危なげなくまとめ、総合2番手につけたヒュンダイのティエリー・ヌービル、3番手のオストベルグに約19秒の差をつけてこの日を終えた。

競技3日目、14日の土曜日は4SSを2回リピートする計8SS、134km。ミケルセンが逃げを打つのか、あるいはヌービルやオストベルグの逆転があるか、はたまた4番手のオジエが猛追を見せるのか、戦況から目が離せない。

3日目オープニングのSS11は、日本時間の14日15時48分スタート予定。

【SS10後暫定総合】
1.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) 1:14:03.6
2.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +19.1
3.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +19.4
4.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) +24.7
5.オィット・タナック(フォード) +1:06.2
6.ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ) +1:37.1
7.マルティン・プロコップ(フォード) +2:00.5
8.ユーリ・プロタソフ(フォード) +2:11.4
9.ヘニング・ソルベルグ(フォード) +2:18.2
10.エルフィン・エバンス(フォード) +2:49.6



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