9月8日、ペター・ソルベルグは次戦カタルーニャ以降で自身が搭乗するC4のカラーリングをウェブサイト上で公開した。
記事にはこうコメントが添えられている。
「これが次のマシン、C4のカラーリング案だ。けっこうイケてるだろう? 実はすでにステッカーの類いは作りはじめていて、来週から塗装もする予定になっているんだ。スペインが待ちどおしいよ!」
現在、WRCのリーダーボードはトップのミッコ・ヒルボネンをセバスチャン・ローブが5点差で追う展開となっている。
ローブにとって次戦カタルーニャは必勝体制で臨むことはもちろん、点差を詰めるためにもダニ・ソルドやセバスチャン・オジエにはできる限りヒルボネンの前でフィニッシュしてもらいたいところだろう。
そんな状況下、C4WRCを得て一線級の戦闘力を取り戻すであろうソルベルグの動向はチャンピオンシップに大きな影響力を持つと考えられる。
いずれにせよヒルボネン陣営にとってイヤな相手となることは間違いなく、ローブにとっても(特に最終戦のGBにおいて)自らの速さを脅かしかねないソルベルグの存在は諸刃の剣とも言えそうだ。とはいえ、タイトル獲得を第一に考えれば、ローブはヒルボネンとの差だけに集中すればいいという見方もある。
開幕戦アイルランド以来のオールターマックラリーとなる第11戦カタルーニャは10月2〜4日にかけて開催される。白いC4はローブ陣営にとって強力な援護射撃となるか、果たして。