WRCフィンランド:ヒョンデは地元出身のエサペッカ・ラッピを投入 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCフィンランド:ヒョンデは地元出身のエサペッカ・ラッピを投入

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催されるWRC第9戦ラリーフィンランド(グラベル)に、ヒョンデはレギュラードライバーのティエリー・ヌービル、オィット・タナックに加え、地元フィンランド出身で2017年に優勝を飾っているエサペッカ・ラッピを3台目のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのドライバーに起用する。

ヒョンデにとっては長年苦戦を強いられてきたWRCフィンランドだが、2021年にはタナック、故クレイグ・ブリーンが2位、3位に入ってチームにフィンランドでの初ポディウムを献上。2022年にはタナックが、ヒョンデ初のフィンランド制覇を達成し、昨年はヌービルが僅差の2位に入っている。さらにここ2戦で続いたポーランド、ラトビアの高速グラベル戦では有意義な学びも得たことで、今回はドライバーズ、コ・ドライバーズ、マニュファクチャラーズ、3選手権での首位死守を目指す。

選手権リーダーとしてフィンランドを迎えるヌービルは「ラリーフィンランドは、チャレンジングだが楽しめるラリー」と自信を見せる。
「最も重要なのは、マシンを信頼できること。低速でナローなセクションではグリップやトラクションが必要だが、高速セクションでは横方向のグリップや安定性も求められる。高速コーナーでしっかり姿勢を作りその後のジャンプに備えるためには、正確性も鍵になる。もちろん、ここでポディウムに上がった経験は自信に繋がるが、マシンも道も年々開発されているので、このラリーはかつてないほどチャレンジングになっている。目標は選手権首位を死守することだが、同時にこの高速ラリーを楽しみ、しっかり争いに加わっていくことだ」

自身はフィンランド通算3勝を挙げているタナックは、ドライバーズ選手権2位でこの高速ラリーを迎える。
「ラリーフィンランドは、カレンダーの中でも好きなイベントのひとつだが、どれだけチャレンジングで過酷になるかも承知しているので、このラリー独特の性格を心からリスペクトしている」とタナック。
「ここで成功を収めるためには、ふたつのことが必要。このラリーの経験と自信だ。自分は、その要素を備えている自信があるし、目標はラトビアで培った成長を最大限に活かした結果を残すことだ」

2017年に自身初めてのWRC優勝を母国フィンランドで飾っているラッピは、「母国のイベントに参戦するのはエキサイティングなもの。観客は興奮をもたらしてくれると同時にプレッシャーにもなるが、どちらも自分にとっては、このラリーで最高のパフォーマンスをしようというモチベーションになる」と語る。
「ラトビアで走ったことは、フィンランドでのセッティングに本当に役に立つ。どちらのイベントも似ているので、ラトビアで学んだことはすべて、このイベントで最大限のポイントを獲得することに使える。ラトビアではポディウムに上がりたかったが、残念ながら目標にはほど遠かった。ラリーフィンランドが、その罪滅ぼしをする機会になる」



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