WRC復帰を目指し続けているラリーアイルランドだが、2026年の復活が実現すれば、世界選手権全14戦のカレンダーに組み込まれる可能性は残されているようだ。
WRCプロモーターは、この先の数週間のうちにFIAに提出する2025年のカレンダーは全14戦になることを示唆しているが、シーズンのイベント数を15戦に増やしたいという希望はマニュファクチャラーチームから拒否されており、当面は全14戦が上限となる可能性が高い。2026年はモンテカルロ、ジャパン、新規のカナリアスのカレンダー入りが確実視されていることから、アイルランドは、クロアチア、セントラルヨーロッパとともにターマックイベントの残り1枠を争うことになる。
また2026年は、イタリアラウンドがサルディニア島から本土に戻り、ラリーディローマ・キャピターレを拡大して、WRCラウンドとするという憶測もある。同イベントは現在ERCの一戦として行われているターマックラリーで、ローマ中心部のコロッセオ前でスーパーSSにより開幕している。(Graham Lister)