8月1日〜4日にWRC第9戦として開催されるラリーフィンランド(グラベル)は、今回でWRCイベントとして50回目の大会となる。
今年は、28カ国から80のエントリーを集めており、ラリー1マシンも10台が揃う。さらにWRC2は31台、WRC3も22台(うち17台がジュニアWRC)がエントリーしている。
今年のルートには、名物ステージのオウニンポウヤが、33kmのフルフォーマットで復活。このSSには、選手権としては初めてバーチャルシケインが導入される。
競技は1日木曜日、拠点となる学園都市ユバスキラに設定されるステージ、ハルユで開幕。2日金曜日はフィンランドおなじみのラウカア、ミヒンパー、ルーヒマキ、サーリカスを2ループする8SSを走行した後、夕方に再びハルユを走行する。
土曜日にはオウニンポウヤが登場。バスティラ、パイヤラを加えた3ステージによるループの最後に登場し、これを2ループする。最終日の4日日曜日は、4SSを走行。ラーヤブオリの2回目はパワーステージに指定されている。
拠点となるユバスキラはすでにラリーの雰囲気で満たされ、マニュファクチャラーチームはサービスパークでエリアの設営を始めている。7月29日月曜日にはサービスパーク全体がオープンし、30日火曜日の早朝からレッキが始まる。
クラークオブザコースのカイ・タルキアイネンは「ラリーウイークが始まる時は、いつも独特の気分になる。綿密な計画が実を結ぶのを見るのは満足できるが、我々の仕事はほんの一部しか終わっていないからね!」と語る。
「ラリーフィンランドの開催は、ここまで来るために昼夜を問わず働いてくれた非常に多くのスタッフによるチームなしにはありえなかった。サービスパークのマネージャーから、セキュリティ、ステージ設営、イベント中のマーシャル、そしてもちろん我々のいるラリーオフィスのスタッフまで、このイベントに対する全員の情熱や献身がなければ実現できなかったことだ」
「自分自身は、役目柄、実際に観戦する時間はあまりないが、2024年のラリーフィンランドは、これまでの中でもベストの大会のひとつになる自信がある。3人の世界チャンピオンにフィンランド期待の新星、サミ・パヤリの待望のラリー1デビューと、エントリーはうれしい要素が盛りだくさんだ。また、ラリー1マシンが、オウニンポウヤをフルの距離で走る姿を見るのが待ち切れない。主催者もユバスキラも準備は万端。いよいよラリーフィンランドの一週間が始まる!」