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今週開催されるWRC第9戦ラリーフィンランド（グラベル）に、Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールのふたりを、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1のドライバーに起用する。
グラベルグランプリとも呼ばれるフィンランドは、高速ステージにクレストやジャンプもたびたび登場する。特にパワーステージには名物ジャンプが登場し、フルモーはトップレベルのマシンで初めて参戦した2021年、68mという大ジャンプを披露した。フィンランドの参戦は5度目。昨年はフィエスタ・ラリー2でWRC2部門に参戦し、ベストタイムを連発した末に2位に食い込んでいる。
「ラリー1マシンでフィンランドに参戦するのは3回目だが、選手権のレガシーを伝えるこのラリーが大好きだ」とフルモー。
「今回はオウニンポウヤが32.98kmで設定される。選手権にとっても大きな存在のステージだし、またここを走れるのはうれしいこと。フルの距離で走るのは初めてだけどね！ 再びフィンランドに参戦できることがとにかくうれしいし、今回もいいリザルトを収めてまたポディウムに上がりたい」
ポーランド、ラトビアと続いた高速グラベル戦をそれぞれ5位、9位と健闘しているミュンステールは、この2戦での経験をフィンランドで活かしていきたいところ。フィンランドはこれまで、WRC2部門に2回参戦している。
「フィンランドに向けての準備としては、ここ数戦のアドリアンやマルティン（セスクス）のオンボード動画を観て、異なるドライビングスタイルを学んだり、高速コーナーで速度を乗せていくためのブレーキングなど貴重な学びを得た。フィンランドで活かして、いいリザルトを目指したい」とミュンステール。
「フィンランドは多少経験がある。いつも新しい要素が盛り込まれるが、しっかり動画を観て備えたので、レッキやラリーのイメージはできているよ」
