WRCフィンランド:初日のスーパーSSを終えてヒョンデのティエリー・ヌービルがトップ、勝田貴元は1.1秒差の2番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

WRCフィンランド:初日のスーパーSSを終えてヒョンデのティエリー・ヌービルがトップ、勝田貴元は1.1秒差の2番手

©HYUNDAI

2024年シーズンWRC第9戦ラリーフィンランド(グラベル)は、8月1日(木)にオープニングのSS1が行われ、ヒョンデのティエリー・ヌービルが2分46秒1のベストタイムをマークし、首位に立った。1.1秒差の2番手には勝田貴元(トヨタ)、1.3秒差の3番手にオィット・タナック(ヒョンデ)がつけている。

クルーは1日木曜日午前中にシェイクダウンを行い、19時からユバスキラ市内中心でセレモニアルスタートを実施。そのまま、市内に設けられた3.48kmの「SS1 Harju 1」を走行した。大観衆が集まる中、一番時計で駆け抜けたヌービルは「いいスタートが切れたけど、本番は明日からだよ。今朝のシェイクダウンはコンデションがかなり難しかったし、クルマにもいくつか問題があった。明日はすべてがうまくいくといいね」と、冷静にコメントした。

シーズン中盤戦では苦戦する場面もみられた勝田は、ヌービルから1.1秒差の2番手タイム。第2の故郷でもあるフィンランドで上々の幕開けに「ユバスキラが地元ですから、すべてのコーナー、すべてのカット、すべての段差を理解しています。走りながら、ダブルチェックをしている感じですね。このステージはうまくいきましたし、明日から全力でアタックします」と、笑顔を見せた。

TOYOTA


1.3秒差の3番手にタナックを挟み、1.4秒差の4番手タイムは、今シーズ参戦したすべてのラリーで2位以上を獲得しているセバスチャン・オジエ。ポーランド、ラトビアと連勝し、母国イベントを迎えたカッレ・ロバンペラは、1.7秒差の5番手タイムでまとめた。以下、6番手にアドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)、7番手にエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)、8番手にエルフィン・エバンス(トヨタ)というオーダーで初日を終えている。

競技2日目はSS2〜SS10の7SS、SS走行距離は120.92km。オープニングのSS2は、日本時間8月2日の14時13分にスタートする。

M-SPORT


WRCフィンランド SS1後暫定結果
1. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 2:46.1
2. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.1
3. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) +1.3
4. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.4
5. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.7
6. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +3.0
7. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +3.1
8. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.2
9. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +4.6
10. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +8.2

RALLY CARS