WRCフィンランド:ティエリー・ヌービル「速さを高める方法がまったく見つからなかった」土曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCフィンランド:ティエリー・ヌービル「速さを高める方法がまったく見つからなかった」土曜日コメント集

©HYUNDAI

WRCラリーフィンランド(グラベル)、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。トヨタ勢の強さが光るフィンランドで奮闘するヒョンデのティエリー・ヌービル。総合3番手でこの日を終えたものの、さらに速度域が上がったステージでほとんどが5番手タイムに留まり、もどかしい思いを吐露している。

*カッコ内は順位の前日比

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合首位(=)

TOYOTA

「すごく長くて難しい一日だった。午前は雨がたくさん降ってマディなコンディションだったが、プッシュを続けてドライビングもクリーンなままだった。これが一番。午前のオウニンポウヤでは、セブとのタイム差が0.1秒だったことで、ふたりともかなり速かったことが分かるし、これ以上のマージンはほとんど残っていないよ! 午後は、セッティングがさらによくなった。マシンを気持ちよく動かせるようになったし、タイムもさらによくなったのでかなり楽しかった。明日もラーヤブオリのパワーステージなどかなりトリッキーだが、ベストを尽くして戻ってくる」

■セバスチャン・オジエ/総合2番手(↑)

TOYOTA

「今日は安全にチームの1‐2を決めることに徹した。午前はグリップコンディションが難しく、初めて走るステージもあったから、自信が少し欠けていた。オウニンポウヤは素晴らしかったが、ほかの2本は小雨でまだウエットだったので、スリッパリーなコンディションだった。こういうセクションではあまり楽しむことができないが、とにかく走り切り、今日求められている仕事をして、カッレと一緒にチームのために最大限のポイントを持ち帰った。明日のターゲットはシンプル。全開でプッシュしなくてはならない。自分たちのここまでのパフォーマンスから最大限の利益を生むためには、それしか方法はない」

■サミ・パヤリ/総合5番手(↑)

TOYOTA

「今日は、マシンを学びやすかった。天候は、少しは雨が降ったけれどかなり安定していたので、ステージを楽しむことができたし、マシンのフィーリングもよく自信も高まった。オウニンポウヤは、本当に期待どおりだった。気持ちも乗って、本当にいい走りができた。でも、カッレとあれだけの僅差で走れたこともうれしい。常に改善できる場所がないかに注意を払い、新しいことを見つけなくてはならない。33kmのステージで5秒しか離れていないが、すべてのコーナーを完璧にするためにはまだ取り組んでいかなくてはならないことがある」

■エルフィン・エバンス/土曜日最終サービスでデイリタイア

TOYOTA

「午前はかなりいい滑り出しだったが、2本目でジャンクションに入る時に、タイヤの1本が動かせなくなりスピンした。そこからは、マシンをサービスに戻すために労ることがメインになった。チームは素晴らしい仕事でマシンを直してくれたが、予想以上に多くの仕事をこなしてくれた。その後、午後はとにかくクリーンに走り切ろうとしていた。ポイント圏内に入るには差が開きすぎてしまったので、この後は、明日できることから得るものを得るしかない」

■勝田貴元/総合46番手(↑)

TOYOTA

「今日のステージはとても素晴らしく、特にオウニンポウヤは本当に楽しめました。ただしラクではなく、特に2回目は雨が降ったことでコンディションがさらにトリッキーになりました。すごく気持ち良く走れたとは言えませんが、クルマの動きはとてもよく、午前のループではいいタイムを出すこともできました。日曜日は、クルマのフィーリングをさらに向上させ、可能な限りポイントを獲得することが目標です」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合3番手(↑)
「この週末がよくなるか悪くなるかは、天気次第という感じだったが、結果的に、初日は自分たちに味方してくれたような感じだったから、週末の滑り出しはよかった。今日はもっとチャレンジングになって道は速度域が高くなったが、マシンのあちこちを変えてみたけど、自分たちの速さを高める方法が一切見つからなかった。それでもポイントは獲得できたから、そこは今日のポジティブなところ。明日獲れるポイントを最大限に獲らなくてはならないが、すべてをムダにしないように気をつけなくてもならない。リスクとポイントを守ることのバランスを見つけることが必要だ。今回は自分たちが最速ではないことは分かっているが、パワーステージは、このイベントとしては異色だから、誰が勝つかは分からない」

■エサペッカ・ラッピ/総合53番手(↑)

HYUNDAI

「一日を通して違うセッティングを試していた。最初のセッティングはフィーリングがよく、日中を通してファインチューニングを行った。そして最後のステージは本当にいい感じだった。それまで得られなかったグリップが得られるようになった。最後のステージでは、タイヤが完全に剥離してしまった。小さな振動を感じ始め、数秒後に部品が宙に飛んだ。最終的な結果はともかく充実した一日だったし、母国でスーパーサンデーに参加できることを楽しみにしているよ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■アドリアン・フルモー/総合4番手(↑)

M-SPORT

「(オウニンポウヤの大ジャンプについて)無茶をしちゃったよねって、(コ・ドライバーのアレクサンドル・コリアと)話していたところ。もちろん、タイムを狙うこともできた。ペース的には、2回目は平均時速がベストよりも2km遅かったからね。信じられないよ。オィット(タナック)がリタイアして、選手権のチャンスも生まれたから、スーパーサンデーは頑張らないといけない」

■グレゴワール・ミュンステール/SS11でデイリタイア

M-SPORT

「雨で昨日よりもグリップが低くなっていたが、コーナーによっては予想以上にスリッパリーだった。それでブレーキングで十分に速度を落とし切れず、フロントがターンインして膨らんでしまった。木がなく逃げられる広場があったから、最初は大丈夫だと思っていたのだけど、バンクにヒットしてしまい、着地が激しくなってしまった。ロールケージは無事のようなので、エンジンやギヤボックスなどを確認してみないとならないが、おそらく明日も走れると思う」



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