WRCフィンランド:セバスチャン・オジエ「2位でフィニッシュしたかったのが正直な気持ち」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

WRCフィンランド:セバスチャン・オジエ「2位でフィニッシュしたかったのが正直な気持ち」日曜日コメント集

©TOYOTA

WRCラリーフィンランド(グラベル)、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。週末を通してカッレ・ロバンペラとともにトヨタ1‐2体制を築いていたセバスチャン・オジエ。母国初優勝を目前にSS19でロバンペラがリタイアしたことで舞い込んだ勝利を、素直に受け入れ難い気持ちを明かした。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは 木〜土+日曜日+パワーステージ=合計の順に明記

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■セバスチャン・オジエ/総合優勝(↑)
日曜日単独順位:3位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:18+5+1=24
「フィンランドで勝てるのはうれしいものだが、このような形では望んでいなかった。チームは素晴らしいマシンを与えてくれて、週末を通して圧倒的な強さを見せられた。カッレとヨンネの強さは異次元だった。ラインの上に石があったのは、本当にアンラッキーだった。チームは、もっといいリザルトがふさわしいと感じている。自分は今季、サルディニアで不運による優勝を逃し、ここで勝利を取り戻すかたちとなった。自分は長い間、ラリー界で多くの結果や感情的な場面を経験してきたし、ほとんどの場合は幸運に恵まれてきたが、今日はそうだとは思えない。正直、自分は2位でフィニッシュしたかったが、モータースポーツとは時に不公平なものだ」

■サミ・パヤリ/総合4位(↑)

TOYOTA

日曜日単独順位:6位
獲得ポイント:10+2+0=12
「ラリー1カーでの初めてのイベントを走り切ることができて、安心した。ジェットコースターのように感情が入り乱れた週末だった。ラリーフィンランドでフィンランド人最上位でフィニッシュして、初めてのイベントで4位をマーク、そして初めてのステージウインを獲れたのはとてもいい感じだが、まだまだ改善の余地がたくさんある。もっと安定してリラックスしたイベントを予想していた。ラリーフィンランドでこんなに天気がチャレンジングだったことがあったか、記憶にない。チームとしては完璧な週末ではなかったが、自分自身のパフォーマンスでポジティブな点を確認できたことはハッピー。トヨタとチームのみんなに、心から感謝している。母国でGRヤリス・ラリー1ハイブリッドをドライブできたのは、夢が実現したようなものだ」

■勝田貴元/総合41位(↑)
日曜日単独順位:2位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:0+6+5=11
「昨日、セッティング変更を行い、今日はクルマが非常に好調でした。日曜日の午前はフィーリングがよく、プッシュすることができました。パワーステージを制して最大ポイントを獲れたのは本当によかったです。また、スーパーサンデーのタイムがトップタイで、多くのポイントを獲れたこともよかった。それでも、チームにいいリザルトを持ち帰れなかったことを、本当に申し訳なく思います。速さはあったので、もっといい結果を残すことができたはずです。今週末は多くのドライバーがミスをしましたが、ラリーは週末を通して戦うもので、スプリントではないのです」

■カッレ・ロバンペラ/SS19でラリーリタイア
「午前中はとても順調で、すべてをコントロールできていたし、リスクを一切負わずにスーパーサンデーポイントも狙っていた。最後から2本目のステージの最後のコーナーで、ステディなペースで普通のドライビングをしていたら、コーナーの真ん中に大きな石があって避けることができず、コースの外に投げ出されてしまった。どうしようもない状況で、現実ではないような感じ。受け入れ難いことだけど、そこまでは完璧な週末だったし精いっぱいを尽くした」

■エルフィン・エバンス/SS19でラリーリタイア
「残念ながら、最後から2本目のステージ、スタート直後にアクシデントに見舞われてしまった。あのコーナーは1回目はまずまずだったのだが、2回目は轍の中で少しアンダーステアになってしまい、コースオフしてしまった。トリッキーなコーナーだったのは分かっていたが、速度よりも轍の中でマシンがどんな反応をしたかが大きい。自分のミスで大きな代償を払うことになり、週末が悪い結果に進んでしまったが、これもモータースポーツだし、こうしたことは起こり得るもの。選手権はまだ4戦残っているしどんな可能性もあるので、最後の最後まで全力を尽くしていく」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合2位(↑)

HYUNDAI

日曜日単独順位:4位
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:15+4+4=23
「日曜日を通して、安定したいいドライブができた。最後の2本でテンポが上がってきたことで、カッレのリタイアにつながった。パワーステージでポイントを獲ったことで、オジエはフィンランドを終えた時点で自分よりも1ポイント多いだけに抑えられた。この週末は、みんなが気持ち的にも、ステージのようにジェットコースターのように揺れ動いた。浮き沈みが激しく、常に状況が変化した。次はギリシャで、チャレンジングなイベント。あそこの路面に集中を切り替えて、この高速グラベル連戦でやってきたことをさらに1歩進めたい」

■エサペッカ・ラッピ/総合43位(↑)

HYUNDAI

日曜日単独順位:1位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:0+7+3=10
「どんなラリーでもリタイアすればガッカリだが、フィンランドは自分個人として最も重要な一戦。常に限界までプッシュしていれば、こうしたリスクはモータースポーツにつきもの。何も間違ったことはしていなくても、リタイアに終わることもある。今日のカッレも同じようなもので、本当に気の毒だと思うし、すごく残念。今日は自分たちができることをして、スーパーサンデーポイントをたくさんチームに持ち帰ったので、今日の内容にはすごく満足している」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■アドリアン・フルモー/総合3位(↑)

M-SPORT

日曜日単独順位:5位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:13+3+2=18
「トリッキーな週末だった。このタフなコンディションでマシンに自信をつかむことに苦戦したが、上位と戦うのが難しくなってきたと分かった時点で、賢明なドライブをしたいと思ったので、最初の2日間はマシンのセットアップに取り組んで、とにかくミスをしないように努めた。いい改善点が見つかったし、このマシンでオウニンポウヤをドライブするのは、とにかく最高だった。このラリーでポディウムに上がるのは、予想していなかったが、週末を通して何かが起きた時のことを考えて集中したドライビングをしていたので、今回の内容と今季4回目のポディウムには満足していいと思うよ! 数週間、休暇を取ったらラリーギリシャ、そしてシーズンの終盤に向かう。強く、上位と戦い続けていきたい」

■グレゴワール・ミュンステール/総合49位(↑)

M-SPORT

日曜日単独順位:7位
獲得ポイント:0+1+0=1
「トリッキーなイベントだったと思うし、ラリー1で初めてフィンランドを、さらにこんなコンディションで走るのは間違いなくラクではない。金曜日の内容には満足できる。土曜日は残念だったが、コースオフしたことだけでなく、この厳しいコンディションや有名なオウニンポウヤを走ることができなかったからね! チームが見事な働きでマシンを直してくれたので、日曜日も走ることができ、貴重な40km分の経験を積むことができたので、次のイベントに向けていい形で終えられた。また走れてラリーをフィニッシュする機会を与えてもらって、本当にうれしかった」



RALLY CARS