WRCプロモーターが女性ラリードライバー育成プログラムのファイナリストを発表。日本から平川真子が選出 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCプロモーターが女性ラリードライバー育成プログラムのファイナリストを発表。日本から平川真子が選出

©Jun Uruno

WRCプロモーターは、女性ラリードライバー育成プログラム「Beyond Rally Women’s Driver Development Programme」のファイナリストとして、13カ国から15人を選出。日本からは、全日本ラリーやKYOJO CUPなどに参戦する平川真子が選出された。15人はこの後、9月16日〜18日の3日間、ポーランドのクラクフにあるMスポーツ・ポーランド本社でトレーニングを受け、10月17日〜20日に開催されるWRC第12戦セントラルヨーロピアンラリー(ターマック)にフォード・フィエスタ・ラリー3でフル支援を受けての参戦権獲得を目指す。

WRC Promoter

このトレーニングは、ラリー競技への備え、メカニカルの知識、メディアへの対応力、ミックス路面でのドライビング能力を証明する場となる。このキャンプは、ラリーエキスパートのチームによって運営され、帯同する審査委員会が、WRCセントラルヨーロッパに参戦する3名を選出する。

WRCセントラルヨーロッパの参戦の後、2025年のジュニアWRC参戦をフルサポートする1名を選出する。

今回、ファイナリストに選出された15人は次の通り。

リシア・ボーデ(ベルギー)
エマ・シャルバン(フランス)
アン・フェルケ(ドイツ)
ジョアンナ・ハッスーン(レバノン)
平川真子(日本)
ハンナ・ヤコブソン(スウェーデン)
スビ・ユルキアイネン(フィンランド)
ルス・マリナ(スペイン)
ヌリア・ポンス(スペイン)
イファ・ラフテリー(アイルランド)
クレア・シューンボルン(ドイツ)
マデリーン・テイバー(米国)
アレクサンドラ・テスロバン(ルーマニア)
ハンナ・リセッテ・アアブナ(エストニア)
ドルカ・ザギバ(ハンガリー)

「今回の応募者の数とその質には圧倒されました」と語るのはWRCプロモーターのスポーツ担当シニアディレクター、ペテル・スール。
「ファイナリストの15人を選ぶことは、信じられないほど困難な作業となり、難しい決断を迫られることもあった。我々は、不運となった候補者が落胆することを望んではいない。我々は、このプログラムに複数年に渡って続けていくことに対して絶対的にコミットしているので、将来また応募してくれることを望んでいる。一方で、来月のトレーニングキャンプを非常に楽しみにしている」

平川は、2022年、全日本ラリードライバーの奴田原文雄が主宰するNUTAHARA RALLY SCHOOLのスクール生として全日本ラリーにトヨタ86で参戦。2023年には、同スクールのヤングエキスパートクラスにも抜擢された。2023年からはトヨタ・ヤリスでJN-5クラスに参戦。2024年はJN-5クラスの戦いが過熱するなか、第3戦久万高原ラリー(ターマック)ではポディウムまであと一歩の4位でフィニッシュするなど成長を見せている。

Naoki Kobayashi



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