8月30日、岐阜県高山市の高山自動車短期大学で、今年のラリー北海道に参戦する学生メカニックたちの壮行会が実施された。今年は5名の学生たちがメカニックとして参加する。さらにOBメカニックたちが加わり、ラリーカーの走りを支える体制だ。クルーを務めるのは、これまでにもプロジェクトに携わってきた星野博と髙橋浩子。トヨタGRヤリスを駆り、国際格式クラスでの完走を目標に戦う。
壮行会は2021年2月完成に完成した実習センターで行われた。かつて自らも監督としてラリーチームを率いた坂井歩学長から激励の言葉があり、学生メカニックの代表が決意を述べた。学生メカニックたちは9月の本戦に向け、夏休みの間も整備の練習を重ねている。
高山自動車短期大学では、学生メカニックによる国際格式ラリーへの参戦を行う「世界ラリー実習」という授業があり、単位も取得することができる。プロジェクトの発足は1996年にまで遡り、過去にはWRCのオーストラリアやニュージーランド、ラリージャパン、APRCラリー北海道などに参戦を続けてきた。
2024年度のオープンキャンパスは4月21日(日)からスタートしており、残り日程は9月8日(日)、10月6日(日)の予定となっている。希望者にはラリーカーの同乗体験なども実施されている。
◆高山自動車短期大学
http://www.takayamacollege.ac.jp/