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今週開催されるWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ（グラベル）に、Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステール、地元ギリシャのジョルダン・セルデリディスをドライバーに、3台のフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1をエントリーする。
今季ここまで4回ポディウムに上がる活躍を見せドライバーズ選手権5番手につけるフルモーは、このギリシャでも好リザルトを狙う。
フルモーにとってWRCギリシャは3度目の参戦。「夏の休暇を終えて、また実戦を再開できることをうれしく思う。ギリシャはラフでタフなイベントであることは承知している。いつもすごく暑くて、路面は厳しくタイヤの摩耗が激しい」と語る。
「直近のフィランドやラトビアと比べればかなり速度域が低いが、いい内容のテストができたので、できる限りいいリザルトにつなげたい。自分たちのマシンはこれまでにもギリシャでコンペティティブだったので、選手権争いに残り続けるためにも高ポイントを狙うだけだ」
ミュンステールもアクロポリスは3度目の参戦だが、ここでラリー1マシンをドライブするのは初めて。
「すでに2回出ているイベントなので楽しみにしている。昨年はフィエスタ・ラリー2でWRC2部門5位、WRC2チャレンジャー部門では優勝といいリザルトを収めた」とミュンステール。
「クルーにもマシンにも過酷なイベントだし、ラフなセクションを通してプッシュすることとマシンを労ることの適切なバランスを取ることが必要なので、自分たちに合っている。この週末は雨は降る予報は出ていないが、ギリシャはいつも予測できないからどうなるかな！」
サファリ以来のWRC参戦に臨むセルデリディスは「今回のアクロポリスに出走する72人のドライバーのうち、自分は最年長。それでも、いい成長を見せたいし、ギリシャカップ最上位を目指すつもりだ」と意欲を見せる。
「金曜日の朝、スタートするのが待ち切れないよ！」
