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WRCアクロポリス:シェイクダウンはヒョンデのヌービルがトップ。勝田貴元は0.9秒差の2番手

©HYUNDAI

2024年シーズンWRC第10戦アクロポリスラリー・ギリシャは、9月5日(木)にシェイクダウンを走行し、ヒョンデのティエリー・ヌービルがトップタイムとなる2分38秒2をマーク。0.9秒差の2番手タイムにトヨタの勝田貴元、1.5秒差の3番手にヒョンデのオィット・タナックが続いた。

ラリーフィンランドから約1カ月のサマーブレークを経て迎えた、第10戦の舞台はWRC屈指の難ステージを誇るギリシャのアクロポリスラリー。ラトビア、フィンランドと比較的スムーズな路面が続いてきたが、首都アテネから約200km北西に位置するラミア周辺のステージは、大きな岩やギャップが点在する過酷な路面が中心となる。

ラリーウイークに入り、ヒョンデは2025年のドライバーラインナップとしてヌービルとタナックの残留を発表した。3.62kmのグラベル路で行われたシェイクダウンでトップタイムをマークしたヌービルは、「チームと契約延長といういいニュースを発表できてうれしいよ。今回のギリシャはこれまで僕が走ってきた中で一番タフなコンディションになりそうだ。パンクのリスクも高いし、タイヤマネージメントが鍵になるだろう」と、冷静にコメントしている。

TOYOTA


2番手タイムは、今シーズンはここまで厳しい戦いが続いている勝田。「このラリーではとにかく生き残ることが目標になります。シェイクダウンはいいフィーリングで走れましたが、これが今週末も続けられるよう、様子を見る必要があります」と、こちらも慎重に語る。

2.2秒差の4番手タイムは3台目のヒョンデi20Nラリー1をドライブするベテランのダニ・ソルド、3.5秒差の5番手タイムにアドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)。シーズン3勝を挙げ、限定参戦ながらもドライバーズ選手権で2番手に浮上したセバスチャン・オジエ(トヨタ)は、4.4秒差の6番手タイムをマークした。

今年はアテネでのセレモニアルスタートとスーパーSSは行われず、9月6日金曜日朝にラミアをスタート。午前7時58分(日本時間午前1時58分)からSS1「Ano Pavliani 1(22.47km)」で幕を上げる。

WRCアクロポリス シェイクダウン暫定結果
1. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1)3/3 2:38.2
2. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)2/2 2:39.1
3. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1)2/3 2:39.7
4. D.ソルド(ヒョンデi20Nラリー1)2/3 2:40.4
5. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1)2/3 2:41.7
6. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)2/2 2:42.6
7. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1)2/3 2:44.6
8. G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2)1/1 2:45.0
9. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)2/2 2:46.4
10. R.ビルベス(シュコダ・ファビアRSラリー2)1/1 2:46.7
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】



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