WRCアクロポリス:ティエリー・ヌービル「タイトルのために違うアプローチ」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCアクロポリス:ティエリー・ヌービル「タイトルのために違うアプローチ」日曜日コメント集

©HYUNDAI

WRCアクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。カレンダー屈指のラフグラベルイベントを選手権リーダーとして迎えたティエリー・ヌービル。周囲でドラマが頻発するなかで自身の走りを保ち、自身は優勝、ヒョンデが表彰台独占とポイント争いの上では上々の結果を収めたことに満足を見せた。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは 木〜土+日曜日+パワーステージ=合計の順に明記

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合優勝(=)
日曜日単独順位:4位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:18+4+2=24
「信じられない気分だよ。とにかくクレイジーな週末だった。レッキを終えた時から、荒れたラリーになることは覚悟していた。だから残りのラウンドでのアドバンテージを維持するために、ほかのドライバーたちとは違うアプローチが必要だと思ったんだ。その目的と目標どおりにベストを尽くして、勝利とチームの好成績という形で実を結んでくれた。パンクやあわやの場面を避けるために、週末を通して限界走行はせずに、4輪をしっかり接地させることに腐心した。おかげで、選手権で大きなリードを築いてまずまずの差を保っているので、残り3戦ではこのポイントを守ることが仕事になる」

■ダニ・ソルド/総合2位(=)
日曜日単独順位:6位
獲得ポイント:15+2+0=17

HYUNDAI

「ラリーが終わった今は、自分にとってもチームにとってもここで達成できたことにすごく満足している。複雑なラリーだったね。スピードを発揮できたステージもあったけど、ほかのステージではミスやパンクをしないように慎重に走るしかなかった。もちろん、もっと速さを見せたかった時もあったけれど、チームやマニュファクチャラーズ選手権の戦いを考えてクレバーに走らなければならなかった。現場に来ているチームスタッフやファクトリーにいるみんなのために、今回のように3台すべてが表彰台に上がってフィニッシュすることは僕の夢でもあった。みんなの今後のモチベーションアップのためにもすごくいい結果だったね」

■オィット・タナック/総合3位(↑)
日曜日単独順位:1位
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:10+7+4=21

HYUNDAI

「間違いなくこの週末にはたくさんのドラマがあると予想していたけど、最終的にはチームにとって素晴らしい結果になった。誇らしいよ。周囲でいろいろなことが起きたなかでの1-2-3フィニッシュは、最高の週末の締めくくりだ。自分自身は土曜の朝に順位を落としてしまったから、あれがなければ結果はどうなっていたのか分からないのがちょっと残念だ。でもこのイベントは最もタフな類のラリーなんだから、表彰台を独占できたことはチーム全体にとって本当にすごいことだよ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■セバスチャン・オジエ/総合16位(↓)
日曜日単独順位:50位
獲得ポイント:13+0+0=13

TOYOTA

「週末を通してすべてを出し切った。アプローチも正しかったし、マシンのフィーリングもペースも良かった。最終ステージまで全力で戦ったんだ。でも残念なことに、1kmほど走ったところでパンクしてしまった。そのせいで、次のコーナーでブレーキをかけてもクルマに十分な反応がなく、転倒してしまったんだ。幸いマシンを修理してなんとか最後まで走り切って、チームのためにポイントを持ち帰ることができた。奇妙な週末だったね。多くの面で完璧に近いできだったと思うけど、ラリーでは最後まで走り切らなければ意味がない。このラリーは過度にリスクを冒せるようなタイプのラリーじゃないし、上手く走り切るためには運も必要だ。今回はそれがなかったということだろう。ただ自分としては、この種のラリーでもまだきちんと戦えたことには満足している。限界に挑戦するのも、ラリーカーに乗るのもやっぱり楽しい。でも、何年もやってきているから、自分の思い通りにならないことがあるのも、よく分かっている。まだ3戦も残っているし、自分のベストを尽くして戦い続けるつもりだ」

■エルフィン・エバンス/総合18位(↑)
日曜日単独順位:3位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:0+5+3=8

TOYOTA

「昨日までの難しい週末と同じで、今日も思うようにいかなかったね。明らかにスピードが足りなかった。いくつかのセクションや瞬間瞬間はまだ問題ないパフォーマンスが出せてはいたけど、最後まで不安なくプッシュすることはできなかった。昨日まで苦しい展開が続いていたから、きれいにゴールしたいという気持ちが強すぎたのかもしれない。今回はまったく物事がうまく運ばず、大きな失望を味わっている。まずは正しい道筋に戻る必要があるね。そのためにやるべきことをしっかりこなして、次のラリーを新鮮な気持ちで迎えたい」

■勝田貴元/総合30位(↑)
日曜日単独順位:5位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:0+3+1=4

TOYOTA

「すごく厳しいラリーでした。最終日もいろいろな困難に見舞われてしまいました。ステージは荒れていて、特にパワーステージでポイントを獲ろうと考えていたのですが、残念ながらパンクしてしまいました。あれでおそらく、獲得できたはずのポイントを少し失ってしまったと思います。期待外れの週末になってしまい、チームには申し訳なく思っています。ラリーの序盤はマシンのフィーリングが素晴らしかったんですが、僕の小さなミスが原因で良い結果を残すチャンスがなくなってしまった。次はもっといい仕事がしたいです」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■アドリアン・フルモー/総合21位(↑)
日曜日単独順位:2位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:0+6+5=11

M-SPORT

「ラリーのスタートはフラストレーションがたまる展開だった。午前中にトップ争いに絡めていたのに、岩にぶつかってサスペンションを壊してしまった。それからは完全にスーパーサンデーに集中し、最大限のポイントを獲得できた。パワーステージの5ポイントを含め、獲得できる12ポイント中11ポイントを獲得したんだからね」」

■ジョルダン・セリデリディス/総合14位
*マニュファクチャラーズ選手権ノミネート外

M-SPORT

「総合14位、ギリシャ人ドライバーとしては2位だ。地元のアクロポリスラリーで、70台のエントリーの中での最高齢ドライバーとして最高の成績を収めることができた! ラリーを通して問題はなく、可能な限りプッシュしたよ。ギリシャのファンを喜ばせることができたこともうれしいね」

■グレゴワール・ミュンステール/SS9でラリーリタイア
「この結果にはもちろんガッカリしている。初日に小さなトラブルやパンクはあったけど、ラリーはうまくいっていたと思う。2日目も午前中の最初のペースは好調だったのに、その後にコースアウトしてしまった。小さなミスが悲惨な結果を招いてしまった。本当にがっかりだよ。チームはこの荒れたイベントに向けて、マシンを可能な限りベストな状態に仕上げるために多くのリソースを投入したからね。最終的に結果を残せなくて申し訳ないよ。でも時間を巻き戻すことはできない。次のチリを楽しみにして、そこでいい結果を出せるように全力を尽くすだけだ」」



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