フォードがWRCへの参戦継続を発表したその1時間後、シトロエンも2011年までは活動を継続することを発表した。
“WRCはシトロエンのDNAのひとつであり、テクノロジー創造の場でもある”と参戦継続を理由付けている。
チームは「58勝を挙げ、4回のマニュファクチャラーズタイトル、5回のドライバーズチャンピオンシップを獲得し、チームクルー達はシトロエンのパフォーマンスを示した。世界中の道路、スペシャルステージでこの実力を発揮したい」としている。
「今のように経済が先行きの見えない状態では、モータースポーツに参戦をし、勝利を通してクルマやチームをアピールしていくことが非常に重要である」とシトロエン・レーシングのディレクター、オリビエ・ケネルは付け加える。
そして、スクーデリア・トロロッソからF1転向の声も聞こえるセバスチャン・ローブに関して、現在契約更改の方向で話し合いを行っていることも明らかにした。セカンドドライバーのダニ・ソルドについても同様で、来季のドライバーラインアップは不変となりそうだ。
「現在のドライバーと再契約へむけて交渉を行っている。セバスチャン・ローブとダニ・ソルドのふたりが、我々シトロエンとともに挑戦をし続けてくれるはずだと自信を持って言える」