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WRCラリージャパン、愛知・岐阜でのラリー特別教室がスタート

©RALLY JAPAN

11月21日〜24日にWRC最終戦として開催されるWRCフォーラムエイト・ラリージャパンの開催実行委員会は、3年連続となる愛知県・岐阜県での開催市町を含む7市町の全9校を回るラリー特別教室を今年も開催。その1回目が9月22日、豊田市立駒場小学校で実施され、同校の児童約450名が参加した。講師は、ラリードライバーの新井敏弘と、コ・ドライバーの槻島ももが務めた。

(以下、発表内容)


世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024
愛知・岐阜7市町で行われるラリー教室がスタート!
豊田市立駒場小学校の約450名が参加

2024年9月20日(金)、愛知県豊田市駒場町にある豊田市立駒場小学校で、ラリードライバーの新井敏弘選手と、コ・ドライバーの槻島もも選手が、ラリー特別授業とラリーカーによるデモ走行を行い、同小学校に通う約450名の児童がこれを見学しました。

FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024の開催市町を含む7市町の全9校を回る予定のラリー教室ですが、その2024年度第一回目となるラリー教室が豊田市立駒場小学校で開催されました。愛知・岐阜でのラリージャパンは今年で3年目の開催となりますが、このラリー教室も3年目の開催で、これまでに20校以上で教室を開催しています。

駒場小学校は、明治6年に創立という、非常に歴史ある学校で、校名は駒場という地名から取られ、その校庭に「真秀良馬(まほらま)」という馬をモチーフにしたモニュメントが置かれており、校内には馬の絵が展示されています。

今回は駒場小学校の6年生を対象に、校内にある「わかこまルーム」で、今回の担当となる新井敏弘選手と槻島もも選手の2名の講師によるラリー特別授業からスタートしました。こちらではラリーという競技についての説明、車両の解説、そして車両に乗り込むドライバーとコ・ドライバーの役割や仕事についてといった内容の講義から始まりました。さらに、持続可能な社会の実現に向けたラリー競技の取組や、ルールを守って交通安全に配慮し命を大切にするといった内容も話されました。最後に、この授業を受けた6年生を代表して2名の児童から感謝の言葉が伝えられ、特別授業は終了となりました。ここで児童たちは教室に戻ることになるのですが、質問がある児童は会場に残り、両選手も彼らの質問に丁寧に答えていました。

ラリー講義の後は、全校児童が見学する校庭でのデモ走行の時間となりました。講義を受けた6年生と1年生は校庭で、それ以外の児童は校舎の教室からの見学となりました。今回、駒場小学校に持ち込まれたのは新井選手が使用していたSUBARU WRX STI です。まずはエンジンを掛けて暖気し、ゆっくりと校庭を一周。そして、デモ走行では2名の教員とPTA会長が代表してこのクルマの助手席に同乗することになりました。風もなく、まだまだ夏の陽射しの中で行われたデモ走行は、しっかりと乾ききった校庭の砂を大量に巻き上げて走る視界不良の走行になってしまったものの、児童たちの声援が響き渡り、会場は大変盛り上がりました。

RALLY JAPAN

デモ走行後は記念撮影が行われ、さらにラリー特別授業を受けた6年生のみ校庭に残り、ラリーカーを間近で見学する機会も設けられました。児童たちは、自宅にあるクルマとの違いを話していたり、興味津々でのぞき込んでいたりしました。さらに、ラリーカーの見学が終わると、講師役の両選手のサインを求める列がいつまでも続きました。

「どうしたらラリードライバーになれるのか?」、「なぜコ・ドライバーになったのか?」、「レーシングスーツはどういったものなのか?」といった質問をしていた川本乃菜(のな)さんは「ラリーって詳しく知らなかったんですが、今日のお二方の話を聞いてラリーのこと、ラリーの大変さがわかりました」、そして、清水和香(のどか)さんは「すごく興味を持ったので、今年機会があればぜひラリージャパンを見てみたいと思います」と話してくれました。

RALLY JAPAN

ラリー教室は、FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024の開催市町である、愛知県豊田市、岡崎市、新城市、設楽町、岐阜県恵那市、中津川市に名古屋市を加えた7市町で、この後10月31日まで開催される予定です。



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