10月6日(日)、富士スピードウェイで2回目となるラリーファンミーティングが開催された。当日は朝から曇り空で、9時のオープニング時には雨が降り出したものの、午後からは晴れ間も顔を出す秋空となった。
イベントのコンテンツはタイヤメーカー、パーツメーカー等のブース出展、出展ブースのパーツが組み込まれたデモカーの同乗試乗やラリーカーの同乗走行、展示しているGRヤリス・ラリー1ハイブリッドとインプレッサWRC98に自身の愛車を並べて撮影できる「ラリーカーツーショット撮影」。そのほか新井敏弘、奴田原文雄、勝田範彦、村田康介らによるラリートークショーなども催され、盛り沢山の内容となった。
午前/午後と2回にわたって行われた同乗走行は、新井・勝田・村田に加え、ヘイキ・コバライネンが全日本ラリーで使用しているGRヤリス・ラリー2をアイセロラリーチームの牧野太宣監督がドライブ。希望のドライバーに投票して抽選で選ばれた当選者は、コ・ドライバーのシートに収まり走行を満喫、走行が終わり降りてきた時に興奮した表情だったのが印象的だった。
ラリートークショーはMCの安藤弘樹と梅本まどかの進行でスタート。午後の2回目となるトークでは、11月に迫ったラリージャパンが話題にのぼった。村田は「3位、2位と来ているので、今年はぜひクラス優勝したい!」と意気込みを語り、勝田は「もうあとがないので(笑)、今年は絶対に完走! ノリさんコーナーはもう作らないぞ!」と語ると、新井からは「(オレと違って)まだ病院行ってないだろ」と鋭いツッコミ。奴田原は「初めての参戦なので、病院に行ったりしないよう、タイヤが取れたりしないよう完走を目指します。いまはワクワクしています」と話し、最後に新井が「今年は完走しないとマズいので、初心に帰っていろんなデータを取りながら頑張ります。村田には負けたくないな!」と場内を沸かせ、ファンにとってはラリージャパンへの期待が高まる楽しい1日となった。
(Tadayoshi Nakajima)