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WRCセントラルヨーロッパ:シェイクダウンはヒョンデのタナックがトップ、チーム復帰の勝田貴元は0.3秒差の3番手タイム

©HYUNDAI

2024年シーズンのWRC第12戦セントラルヨーロッパ(ターマック)は、10月17日(木)にシェイクダウンが行われ、ヒョンデのオィット・タナックがトップタイムとなる1分07秒8をマーク。0.2秒差の2番手タイムにセバスチャン・オジエ、0.3秒差の3番手タイムに勝田貴元と、トヨタのふたりが続いた。

第4戦クロアチアラリー以来となるターマックイベント、セントラルヨーロッパは、昨年に続き3カ国にまたがるイベントとして実施。拠点となるドイツを中心に、チェコ、オーストリアにもステージが設定される。サービスパークはドイツ南東部のカルプフハムに置かれ、セレモニアルスタートは昨年に続きチェコの首都プラハの中心部が舞台。昨年はシェイクダウンを水曜日にドイツで行ったが、今年は木曜日の午前中にチェコのトチュナー近郊にある2.11kmのターマックステージを走行した。

17日の午前9時31分に開始されたシェイクダウン、トップタイムを刻んだのは、タイトル獲得の可能性を残すタナック。
「ヒョンデのマニュファクチャラーズ選手権にとっても、僕らのドライバーズ選手権にとっても重要な週末になる。間違いなくベストを尽くす必要があるだろう。天候的には昨年よりも安定しているようだね。今日走るチェコのステージが一番厳しそうだ」と、コメント。

チリをスキップし、2戦ぶりの登場となった勝田はオジエから0.1秒差の3番手タイムでまとめた。
「ラリーをスキップするのは、僕にとっても新しい経験になりました。現時点ですべてが順調に進んでいますが、このまま天気が保ってくれるといいですね。今週末はチームのために全力を尽くして、ラリーを楽しみたいです」と、笑顔を見せている。

トップから0.7秒差の3番手タイムは、今回のラリーでドライバーズ選手権王座を決める可能性を持つ、ポイントリーダーのティエリー・ヌービル(ヒョンデ)。0.8秒差の5番手に、今回もGRヤリス・ラリー1のシートが与えられたサミ・パヤリ。以下、エルフィン・エバンス(トヨタ)、アンドレアス・ミケルセン(ヒョンデ)、アドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)のオーダーでシェイクダウンを終えた。

ラリーは17日の14時(日本時間21時)から、チェコの首都プラハでセレモニアルスタートを行う。その後、競馬場のチュケーレ・アリーナを舞台とするSS1「Velka Chuchle(2.55km)」を走行し、日没後にチェコを舞台とするSS2「Klatovy 1(11.78kmkm)」へと向かう。

WRCセントラルヨーロッパ シェイクダウン暫定結果
1. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) 2/2 1:07.8
2. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 1:08.0
3. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:08.1
4. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 1/2 1:08.5
5. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:08.6
6. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/2 1:08.9
7. A.ミケルセン(ヒョンデi20Nラリー1) 1/2 1:09.7
8. A.フルモー(フォード・プーマ・ラリー1) 1/2 1:10.0
9. M.マルチェク(シュコダ・ファビアRSラリー2) 2/2 1:11.7
10. Y.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) 1/1 1:11.9
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】



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