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WRCセントラルヨーロッパ:初日の2SSを終え、トヨタのセバスチャン・オジエがトップ、勝田は2.0秒差の4番手

©TOYOTA

2023年シーズンWRC第12戦セントラルヨーロッパ(ターマック)は、10月17日(木)に初日の2SSを走行し、トヨタのセバスチャン・オジエが、ヒョンデのティエリー・ヌービルに0.9秒差をつけて首位に立った。1.7秒差の3番手にはヒョンデのアンドレアス・ミケルセンがつけている。

ドイツ、チェコ、オーストリアと3カ国をまたがるルートで行われるセントラルヨーロッパラリー。10月17日木曜日は、午後2時にチェコの首都プラハの中心部でセレモニアルスタートを実施し、競馬場のチュケーレ・アリーナを舞台とするSS1「Velka Chuchle(2.55km)」へ向かう。その後、日没後に8.92kmのSS2「Klatovy(8.92km)」で締めくくる、11.47kmがこの日のルートとなる。

ヨーロッパ屈指の美しさを誇るプラハ城で行われたセレモニアルスタートに続いて行われたSS1を制したのはオジエ。0.6秒差で前戦チリをスキップした勝田、1.1秒差でミケルセンが続く。ナイトステージとして行われたSS2は、今回のラリーで悲願のタイトルが決定する可能性を持つヌービルが、チームメイトのオィット・タナックに1.0秒差の一番時計。1.1秒差の3番手タイムにオジエ、1.7秒差の4番手タイムにミケルセンが入った。

HYUNDAI


ふたつのSSを終えて、首位にオジエ、0.9秒差の総合2番手にヌービルが浮上。以下、ミケルセン、勝田、タナック、アドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)、エルフィン・エバンス(トヨタ)のオーダーで初日を走り切った。

2戦ぶりのラリー1ドライブとなった勝田は「ラリーに戻ってこられて嬉しいです。ステージを楽しむことができました。タイムも悪くないですし、あまり無理をせず、このクルマのドライブを楽しみました。明日はラリー最大の山場となるので、少し慎重にいくつもりです」と、笑顔を見せている。

競技2日目はSS3〜SS8の6SS、SS走行距離は110.64km。オープニングのSS3は、日本時間10月18日の15時02分にスタートする。

M-SPORT

WRCセントラルヨーロッパ SS2後暫定結果
1. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 7:50.6
2. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +0.9
3. A.ミケルセン(ヒョンデi20Nラリー1) +1.7
4. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.0
5. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1)  +2.1
6. A.フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)  +2.4
7. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.1
8. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +6.1
9. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ラリー1) +9.5
10. O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +24.9



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