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WRCラリージャパンがエントリーリストを発行。国内部門に世界王者ディディエ・オリオールがエントリー

©Race Retro

11月21日〜24日に愛知県・岐阜県を舞台にWRC最終戦として開催するフォーラムエイト・ラリージャパン(ターマック)は10月28日、エントリーリストを発行した。

エントリー筆頭は、選手権首位に立つヒョンデのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド)。チームメイトでタイトルの可能性を残すオィット・タナックのほか、サードドライバーにはアンドレアス・ミケルセンをエントリーさせた。

マニュファクチャラーズ選手権で逆転連覇を狙うトヨタがトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドのドライバーに起用したのは、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジエ、勝田貴元という布陣。

Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールをフォード・プーマ・ラリー1ハイブリッドのドライバーとして投入する。

激戦のWRC2部門には、全日本ラリー選手権も戦う日本の強豪を含め18台がエントリー。タイトルがかかるサミ・パヤリには、トヨタGRヤリス・ラリー2のデビューシーズンでの初タイトルの期待もかかる。パヤリは、ジャパンでWRC2部門2位以上でフィニッシュすれば、逆転タイトルを手にする。ライバルとなるのは、ニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)、カエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビアRSラリー2)、ジョシュ・マクリーン(ファビアRSラリー2)、ヤン・ソランス、クリス・イングラム(いずれもGRヤリス・ラリー2)など強豪揃いだ。また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生、小暮ひかると山本雄紀も、初めてGRヤリス・ラリー2での走りを日本で披露する。

今季からGRヤリス・ラリー2の実戦投入によりラリー2マシンの比率が一気に上がった全日本ラリー選手権勢は、新井大輝がシュコダ・ファビアR5で登場。2024年JN-1クラスチャンピオンの新井大輝は、昨年FFのプジョー208ラリー4で総合10位に食い込む大健闘を披露した。2023年全日本王者のヘイキ・コバライネンは、GRヤリス・ラリー2で悲願のポディウムを狙う。さらに勝田範彦、奴田原文雄もGRヤリス・ラリー2でエントリー。早くから全日本でラリー2をドライブしてきた福永修(シュコダ・ファビア・ラリー2Evo)、今井聡(C3ラリー2)も名を連ねている。

FIA安全規定に準拠したうえで参戦が認められるASN車両で参戦するナショナル部門。JR1クラスには、新井敏弘(スバルWRX S4)、昨年のJRCar1を制した眞貝知志(トヨタGRヤリスDAT)に加え、なんとディディエ・オリオールがJR1クラスにエントリー。今季の全日本ラリー選手権ではMORIZO Challenge CUPに山田啓介、最上佳樹を参戦させてきたFIT-EASY RACINGから、トヨタGRヤリスをドライブする。コ・ドライバーにはデニス・ジロウデを迎え、往年のWRCチャンピオンコンビが全日本仕様のマシンで日本のWRCラウンドに参戦するという貴重な機会となりそうだ。

フォーラムエイト・ラリージャパン2024エントリーリスト



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